社会学

授業科目区分

学部共通
教養科目 社会科学系
選択 2単位 1年次 前期



担当教員

岡井 崇之

履修に必要な予備知識や技能

特になし

履修条件

特になし

その他この科目を履修するために必要な条件

特になし

学習教育の目標

 社会学の基礎的な考え方である「制度論」を理解し、この視点から一貫して、かつ具体的に、現代の複雑で多様な社会的な諸現象を「制度的なリアリティ」として捉えること、および、現代社会を歴史的な時間軸において「後期近代社会」として捉えることのできる力を養うこととを目標にする。

授業の簡単な概要

 最初に、私たちが生きる社会的世界が「意味の織物」である点に焦点を当てて、社会学の中心的な考え方の1つである「制度論」の理解に力点を置く。次いで、「われわれ」と「かれら」という2分法の多様な在り方をみることで、より具体的な社会的世界の分節の仕方を把握する。最後に、現代社会の諸特徴を「現代社会論」の系譜から把握し、私たちが生きる社会の特徴を「メディア環境」の観点から捉える。

学習支援

各回の授業の概要をLMSで配布する

オフィスアワー

水曜日第3時限目と4時限目

学習内容

  1. 授業ガイダンス(授業の進め方なども含めるので、受講希望者は必ず出席すること
  2. 社会と社会学の関係とはどのようなものか
  3. 社会学的想像力について
  4. 社会学と近代社会との関係
  5. 社会的存在としての人間とは、どのようなこと
  6. 文化とはなにか/文化は身体とどのように関わるか
  7. 制度という考え方について/制度の諸特徴について
  8. 文化的世界の基本秩序とはどのようなものか
  9. 制度的なリアリティについて
  10. 人称性による社会的世界の分節化
  11. 人称性の「病理」について考える
  12. 現代社会論としての社会学/近代と現代との対比
  13. 大衆社会とは何か
  14. 大衆社会におけるメディア環境と人称性
  15. 再び、社会と社会学の関係について

期末試験やレポートなどの留意事項

教科書

 『ソシオロジカル・スタディーズ』張江洋直・大谷栄一編著 世界思想社 2007.

参考書

 『よくわかる社会学』宇都宮京子編 ミネルヴァ書房 2006.  『リアリティの社会学』張江洋直ほか著 八千代出版 1990.

NDC

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:     70
レポート:   
作品:     
成果発表:   
ポートフォリオ:
その他:

30 出席回数

上記割合以外に注意すべき事項: