地域産業論
授業科目区分
地域創造学科
専門科目 地域と社会系
選択 2単位 3年次 前期
担当教員
奥田 仁
履修に必要な予備知識や技能
特に設けない
履修条件
その他この科目を履修するために必要な条件
学習教育の目標
地域産業の理論と歴史および21世紀における政策動向を理解する。
授業の簡単な概要
近年、「地域おこし」や「地域づくり」といった言葉がもてはやされている。ここに示されるような地域の産業・経済に対する関心は、日本だけではなく世界的に高まってきている。このような「地域」への関心の高まりと他方における「グローバル」化の流れは、一見すると対極を成すかのように思われるが、実はこの両者は表裏をなすものであり、21世紀に進みつつある大きな変化の一環をなしているといえる。このことを主に「産業」の視点から理解することを通して、大きな困難に直面しつつある北海道や道北地域の現局面を見つめつつ、そこにおけるさまざまな住民の努力や自治体等の政策の意義を考えてゆきたい。
学習支援
オフィスアワー
学習内容
- 産業とはなにかI 社会的分業=経済学の基本問題
- 産業とはなにかII 産業分類と職業分類の解説
- 地域とはなにか 地域の階層構造とグローバル化時代の地域
- 産業構造の変化 クラーク、ホフマン法則と戦後日本と北海道の推移
- 地域産業の担い手 第一次産業の特質と中小企業の役割
- 北海道・道北地域の産業構造の特徴 就業構造と生産額
- 地域内の経済循環 経済波及効果と産業連関表
- 高度経済成長と地域産業I 重化学工業化と二重構造、下請け・企業城下町
- 高度経済成長と地域産業II 地域間ヒエラルヒーと地場産業の地域
- 地域産業論の展開I ポストフォーディズムと内発的発展論
- 地域産業論の展開II 知識経済の時代とイノベーション
- 生活文化に根ざした産業発展 観光産業と「食」「住」、「地域資源」
- 人的資源と労働・教育・福祉 21世紀における地域産業発展の基本問題
- 地域産業発展における民主主義と協同 地域産業発展のための手だて・仕組み
- 北海道・道北地域の特徴と可能性 自然・地理・歴史的条件の再検討
期末試験やレポートなどの留意事項
教科書
参考書
NDC
達成度評価(評価方法:合計100点)
試験: 80
レポート:
作品:
成果発表:
ポートフォリオ:
その他:
小作文等20
上記割合以外に注意すべき事項:
出席だけではなくと授業中の発言や質問を重視する。