UNIX実習

授業科目区分


専門科目 情報テクノロジーコース科目
情報テクノロジーコース必修 1単位 1年次 後期

教職課程必修/

担当教員

浅海 弘保

履修に必要な予備知識や技能

特になし。

履修条件

特になし。

その他この科目を履修するために必要な条件

UNIX(講義)を同時に履修すること。

学習教育の目標

コンピュータを操作する基本OSとして使用されている UNIX の仕組みと使用法を学ぶ。UNIXの基本命令、プロセスの管理、エディタの使用法、各種の命令を組み合わせて、データの中から、希望する情報を抜き出し、加工して出力する方法などを学ぶ。 UNIX のファイルシステムやプロセス管理を理解した上で、UNIX 上で動作するシェルスクリプトの基礎を学んだ後、sed や awk を習得する。また、UNIX が起動する際に実行される、シェルスクリプトを読み解く。  これらシェルスクリプトの作成や読解などを通して、Unixという OS の特性と設計思想を理解し、その操作や制御を難なくできるようになることを目標とする。

授業の簡単な概要

 実習はLMS上に掲載のテキスト末尾の演習課題を行っていく。  Unixの操作を学ぶ実習では学校のPCにインストールされているLinux環境を使用する。 各自の持参のPCで実習を行う場合は、あらかじめLinux環境をインストールしておく必要がある。

学習支援

対面講義(実習含む)、Webベーステキスト

オフィスアワー

学習内容

  1. コマンド、ファイル、ディレクトリ、基本命令、ディレクトリ操作、ファイル操作の基本、コピー
  2. 絶対パス、相対パス、ディレクトリツリー、コマンドはどこにあるのか
  3. ファイル操作命令、標準入出力、フィルタコマンド、パイプライン処理
  4. vi エディタの使用法
  5. ディレクトリ、ファイルのコピー、シェル、ネットワーク、ファイル属性の操作、ワイルドカードとファイル名の展開
  6. ネットワークを通したファイルの転送、サーバ・クライアント
  7. ファイル管理、ファイル検索、アーカイブと圧縮・展開、ディスク管理、ファイルシステムのマウント、プロセス管理
  8. シェルとは、シェル引数、シェルスクリプトの作成手順、シェル変数、シェル変数の展開、環境変数、パス、コマンド置換
  9. 正規表現、grep, sed
  10. awk(1) パターンとアクション、フィールドとレコード、BEGIN と END
  11. awk(2) 演算子、出力の整形、制御構造、シェル引数と awk
  12. シェルスクリプト(1) シェルの内部コマンド、シェルスクリプト、条件分岐
  13. シェルスクリプト(2) ループ処理、関数、ピリオドファイル、rcスクリプト
  14. シェルスクリプトによるCGIを利用したWebアプリケーション
  15. まとめ

期末試験やレポートなどの留意事項

各回のレポートについて、LMS 上の期限に注意すること。

教科書

オンライン教材、実習用 PC

参考書

必要に応じて適宜指示する。

NDC

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:     60
レポート:   
作品:     
成果発表:   
ポートフォリオ:
その他:

レポート60点、出席等の総合評価40点の合計で評価を行う。

上記割合以外に注意すべき事項:

この科目は、出席についても重視するので、注意すること。