経営学

授業科目区分

教養科目
教養科目 社会科学系
まちラボ・わくらぼ:使用しない
選択科目 2単位 1年次 後期




担当教員

藤崎達也

学習教育の目標

自治体、地域、家庭などと並んで一つのコミュニティである会社を運営する「経営」について学ぶ。さまざまな社会問題が山積する中で企業経営はどのような役割をはたすべきかを捉えた上で、経営的な視点をもった社会人となることを目標とする

授業の簡単な概要

本講義では学問としての経営学の基本を抑えながら、経営者でもあった担当教員の実体験を交え、より実践的な経営の基本を習得する。大企業の経営に目が行きがちだが、社会的な課題を解決する小さなコミュニティビジネスの重要性が増してきている今、特徴的なソーシャル・アントレプレナー(社会的企業家)にフォーカスを当てる。また、稚内という地方都市はコミュニティビジネスの実際を見るには最適な場所であり、地域の起業家と接する機会を設ける。模擬的に起業を目指すステップを踏むことにより、経営に必要な実務の基礎を学ぶ。

この科目のキーワード

社会的起業起業

履修もしくは取得していなければいけない科目

なし

履修に必要な予備知識や技能

なし

その他この科目を履修するために必要な条件

なし

学習支援

必要に応じて行う

オフィスアワー

学習内容

  1. イントロダクション 経済活動における企業の役割などを簡単に振り返りながら、経営学を学ぶ意義について概説
  2. 経営者の姿 数人の経営者像を追うことにより、社会における企業の役割を垣間見る
  3. 経営の実際 多様な経営スタイルを追うことにより、創業者や企業文化によってさまざまな事業遂行がなされている実態を学ぶ
  4. ソーシャルアントレプレナー 環境問題など様々な社会的な課題を持続的に解決していくために必要となっている概念、ソーシャル・アントレプレナー(社会的企業、社会的起業)の考え方を学ぶ
  5. 事業計画 事業計画書を書く必要について学ぶ。計画書中の経費などの項目から経営に必要な機能を概観する
  6. ビジネスプランの作成 稚内や地域の社会的な課題を解決する自分なりのビジネスプランの検討と事業計画書の作成を体験。事業計画を作ることにより企業経営を身近に感じる
  7. ビジネスプラン発表1 作成したビジネスプランの発表。様々な問題や課題を明らかにし、後半の講義を受けブラッシュアップしていくきっかけとする
  8. 社会的起業の実際 実際に地域で活躍している社会起業家のケーススタディ
  9. 社会的な課題と経営 稚内地域や学生自身が関心のある地域に根ざしたビジネスプランや、解決したい社会的課題の考察を深める
  10. マーケティング 事業計画上で最低限検討しなければならないマーケティング機能を学ぶ
  11. 会計・財務・税務の基本 事業計画書での収支を管理する経理全般について実際の事例を交え学ぶ
  12. 法務・労務の基本 事業計画書には載らない、経営上必ず必要な総務の機能について実際の事例を交え学ぶ
  13. ES(従業員満足)〜社内マネジメントの実際 社員などが最大限のパフォーマンスを発揮するESの重要性について学ぶ
  14. ビジネスプラン発表2 前半で作成したビジネスプランを講義を通してブラッシュアップしたものを再度発表
  15. まとめ

教科書

「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」(日経BP)

参考書

「競争の戦略」(ダイヤモンド)

NDC

科目分類コード

pi43013 cc02012

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      40 / 100
レポート:    40 / 100
小テスト(中間テストなど含む): 10 / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 10 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他: