教育心理学

授業科目区分

教職課程専門科目
教職課程専門科目
まちラボ・わくらぼ:使用しない
教職課程科目 2単位 1年次 後期

教職課程(数学)必修. 教職課程(情報)必修.


担当教員

糸田 尚史

学習教育の目標

受講する前と後とでは「教育」に対する考え方が変化し、教育心理学の知見も活用された効果的な教育実践ができるようになることを目標とする。

授業の簡単な概要

この科目のキーワード

履修もしくは取得していなければいけない科目

履修に必要な予備知識や技能

その他この科目を履修するために必要な条件

学習支援

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡する。

学習内容

  1. 学習(1):映画『刑事コロンボ:攻撃命令』(映画『市民ケーン』、条件反応、動機、ゲシュタルト心理学、言語連想法、シェイピング)
  2. 学習(2):パブロフやワトソンの古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)、ソーンダイクやスキナーの道具的条件づけ(オペラント条件づけ)
  3. 学習(3):ケーラーの洞察(見通し)学習、バンデューラの認知的(社会的)学習理論、モデリング(手遊び歌)、レイヴとウェンガーの正統的周辺参加
  4. モチベーション:ドキュメンタリー『青い目 茶色い目』と自己効力、モチベーション(動機づけ)理論、漫画『うる星やつら』にみるワイナーの帰属理論
  5. 神経発達症と特別支援教育(1):絵本『どんなかんじかなあ』、ASD(自閉 スペクトラム症)、サヴァン症候群、アンジャッシュのコントにみる「心の理論」 、「心の理論」課題
  6. 神経発達症と特別支援教育(2):AD/HD(注意欠如・多動症)、DCD(発 達性協調運動症)、限局性LD(学習症)、ディスレキシア(失読症)
  7. 記憶:感覚記憶、ワーキングメモリー(短期記憶)、長期記憶、絵本『こんたのおつかい』『ときそば』、記憶の種類、忘却(健忘)、記憶術
  8. 知能(1):知能理論、知能検査(田中ビネーX、WISC-W、WAIS-V、KABC-U、DN−CAS)
  9. 知能(2):遺伝は環境を通して、映画『大逆転』『バック・トゥ・ザ・フュー チャー』、先天奇形症候群、ウィリアムズ症候群と「適性処遇交互作用(ATI)」、第四の発達症(子ども虐待)
  10. パーソナリティ(1):パーソナリティ理論(類型論・力動論、特性論)、迷信的(似非科学的)類型としてのABO式血液型性格
  11. パーソナリティ(2):フロイトの精神分析理論、映画『夢の降る街』にみる精神分析、言い間違い・し間違い、防衛メカニズム
  12. 心理アセスメント法:東大式エゴグラム(TEG)、Y-G性格検査、樹木画検査(Baumtest)、ロールシャッハ検査、主題統覚検査(TAT)など
  13. 生涯発達:ピアジェの発生的認識論、ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」、絵本『まんまるねこダイナ』にみるエリクソンの漸成説
  14. 集団の心理:対人行動、リーダーシップ、態度変容、同調、説得、服従、援助行動、認知的不協和、犯罪(非行)の社会心理学
  15. 臨床心理学的支援:サイコセラピー(精神療法・心理療法)、ロジャーズのカウンセリング理論、家族療法、心理劇、集団療法

教科書

参考書

NDC

371.4

科目分類コード

4102-07

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      50 / 100
レポート:    / 100
小テスト(中間テストなど含む): 15 / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 15 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

学習態度:20 試験の得点と授業ごとの小レポートの得点に学習態度を加えて総合的に評価する。教師となるに相応しくない受講態度や言動がみられた場合にはCまたはDの成績評価となる。