幾何学T

授業科目区分

専門科目
専門科目 数学系
まちラボ・わくらぼ:使用しない
選択科目 2単位 3年次 前期

教職課程(数学)必修.


担当教員

藤田真依

学習教育の目標

1年次線形代数学と2年次微分積分学の応用として、ベクトル解析の初歩を理解することを目標とする。これまでに学んだことがどのように用いられるかを学び、それまでの理解を確かなものにしてほしい。また、全体を通して方向(向き)という概念の大切さを理解してほしい。

授業の簡単な概要

本授業では、ベクトル解析について基本的な事柄を学ぶ。前半では、ベクトルについて基本的な事柄を学び、後半ではベクトル値関数の微分積分について学ぶ。2年次微分積分学TUで学んだ、1変数関数の微分積分がどのように用いられるかを学んでほしい。授業の前半60分は講義を行い、後半30分は前の週の演習を発表形式で行う。

この科目のキーワード

ベクトル、行列、座標変換、ベクトル値関数の微分・積分、曲線への応用

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし(ベクトルと線形代数の初歩について復習しておくことが望ましい)

履修に必要な予備知識や技能

特になし

その他この科目を履修するために必要な条件

特になし

学習支援

講義中の質問だけでなく、オフィスアワーやそれ以外でも随時質問を受け付ける。また、自主レポートの提出を推奨する。各自が熱心にレポートを作成することで、授業に対する理解を深めてほしい。詳しくは、初回授業で説明する。

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

学習内容

  1. ベクトル@:ベクトルの定義とその基本性質、スカラー積について学ぶ。
  2. ベクトルA:ベクトル方程式について学ぶ。
  3. ベクトルB:ベクトル積について学ぶ。
  4. ベクトルC:3重積について学ぶ。
  5. ベクトルと座標変換@:行列についての基本事項を学ぶ。
  6. ベクトルと座標変換A:1次独立性と1次従属性について学ぶ。
  7. ベクトルと座標変換B:座標変換について学ぶ。
  8. ベクトルと座標変換C:座標変換について学ぶ。
  9. ベクトルと座標変換D:座標変換について学ぶ。
  10. 1変数ベクトル値関数の微分@:ベクトル値関数の極限について学ぶ。
  11. 1変数ベクトル値関数の微分A:ベクトル値関数の微分について学ぶ。
  12. 1変数ベクトル値関数の積分@:ベクトル値関数の不定積分について学ぶ。
  13. 1変数ベクトル値関数の積分A:ベクトル値関数の定積分について学ぶ。
  14. 曲線への応用@:平面曲線への応用について学ぶ。
  15. 曲線への応用A:空間曲線への応用について学ぶ。

教科書

戸田隆盛「ベクトル解析」(岩波書店)教科書は必ずしも購入の必要はないが、何か一冊を軸にして学ぶことを勧めるので、本テキストを指定する。

参考書

伊藤雄二「微分積分学」(朝倉書店)寺田文行・坂田?・斎藤偵四郎「演習ベクトル解析」(サイエンス社)寺田文行・増田真郎「演習線形代数」(サイエンス社)

NDC

414

科目分類コード

4702-1-4

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      80 / 100
レポート:    20 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他: