現代メディアと社会

授業科目区分

専門科目
専門科目 地域と社会系
まちラボ・わくらぼ:使用しない
選択科目 2単位 3年次 後期

教職課程(情報)必修.
社会教育主事課程選択.

担当教員

斉藤吉広

学習教育の目標

現代社会が抱える諸問題をメディアがどのように伝えているか、あるいは伝えていないかを検証することを通じて日本や世界の社会を構造的に理解する力を養う。

授業の簡単な概要

講義形式で行う。大きく分けると以下の三つの内容を扱う。(1)戦争と安全保障、(2)社会統合と報道・個人情報、(3)技術主義・開発主義と人間。情報の断片やメディアの論調にさゆうされずに全体の構造を学ぼうとする姿勢を持てるように心がけてほしい。

この科目のキーワード

メディア、社会問題

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし

履修に必要な予備知識や技能

特になし

その他この科目を履修するために必要な条件

テレビ・新聞が伝える内容と、インターネットの伝える内容との差異に日ごろから注意を払い、真実性について自分なりの考えを持つクセをつけておくこと。

学習支援

オフィスアワーを設けるので、気軽に研究室を訪ねてほしい。

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

学習内容

  1. オリエンテーション
  2. 戦争国家・アメリカ@ 映画作品を題材にして、911以降のアメリカのふるまいを確認する
  3. 戦争国家・アメリカA アメリカが構造的に抱える困難を学ぶ
  4. 日米安保体制 軍事的側面だけでなく、経済的な側面においても機能する日米安保の実態を学ぶ
  5. 憲法と平和主義 「国家への命令」としての憲法の位置づけを確認し、その平和主義の意味を考える
  6. 治安・監視社会のプライバシー 治安国家・共同体化が進行する中でのプライバシーついて考える
  7. 思想・信条の自由への規制 思想・信条の自由への規制の動きについて考える
  8. メディア規制 犯罪被害者の取材被害や「子どもの安全」を根拠として進むメディア規制の動きを考える
  9. 消費社会のプライバシー 個人情報が蓄積・流通している実態と個人情報保護法の果たす役割を考える
  10. 南北問題 縮まらない南北格差の実態とその原因を考える
  11. 日本の食@ 輸入に依存する日本の食料の実態と食の安全性の問題を考える
  12. 日本の食A 食文化の変遷とそこから生じている問題を考える
  13. 原子力発電/エネルギー 原発の抱える問題と日本のエネルギー問題について考える
  14. 「エコ」の呪縛 「エコ」の名の下で進む「環境」の投機市場化や生活規制について考える
  15. 脳死・臓器移植 脳死やそれに伴う臓器移植の一般化がもたらす社会的影響について考える

教科書

特になし

参考書

適宜紹介する

NDC

543.5

科目分類コード

4001-2

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    70 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 30 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他: