システム管理論実習

授業科目区分

専門科目
専門科目 情報テクノロジーコース

まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
情報テクノロジーコース必修 1単位 2年次 前期




担当教員

浅海 弘保

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

548

科目分類コード

1103

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

この科目のキーワード

ネットワーク構成・運用・管理・評価技術

到達目標

システム管理の目的はコンピュータシステム環境を維持・管理することである。即ち、企業や学校において複数のコンピュータを導入した場合、多数のユーザがそれを使用できるように、システムを設計し、構築し、運用し、管理し、また必要に応じて変更・拡張することが重要である。 本講義では、このためのシステムの設計から管理までの基本的な考え方と、それを可能とする実践的な技術を具体的な演習を通して習得することを目標とする。

授業の簡単な概要

OS はLinux を使用する。実際にシステムのインストールから始め、ユーザ管理、システムの起動・シャットダウン、ユーザ管理、ファイル管理、 NFS(Network File system)、Samba、LDAP、DNS、WWW サーバ等について実習を行いながら学んでいく。

学習内容

  1. はじめに 講義との対応、実習の進め方
  2. OSのインストールと管理、パッケージの更新と管理
  3. ファイルシステムの管理
  4. サービスの停止、起動、およびシステムの起動・シャットダウン
  5. ユーザ管理とアクセス権の管理
  6. NFS(Network File system)の提供とNFSの自動マウント
  7. DHCPとネットワーク設定
  8. DNS(Domain Name System)と名前解決
  9. Mailサービスの管理・運用 MTAとMUAの動作チェック
  10. Sambaを用いたWindows向けファイルサーバの提供
  11. WWW サービスの提供とアクセス制御
  12. LDAPによるユーザ認証とユーザ管理
  13. LDAPによる各種サービスの統合管理
  14. セキュリティとSSH
  15. 管理を効率化するシェルスクリプト

授業時間外での学修

授業時間内に終わらなかった実習課題に取り組むこと。

成績評価の基準と方法

(S)キーワードに記された各領域の考え方を正しく理解し、多様な環境下における各領域の想定外の問題に対して、問題点を発見し、適切に応用することができ、多様な問題を解決できる。 (A)キーワードに記された各領域の考え方を正しく理解し、各領域の問題に対して適切に適用し、関連する問題を解決できる。 (B)キーワードに記された各領域の考え方を概ね理解し、学習内容と関連付けて、学習内容に関連する具体的な問題に考え方を適用して、問題を解決できる (C)キーワードに記された各領域の考え方を概ね理解し、学習内容と関連付けて、学習内容に関連する具体的な問題に考え方を適用できる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: 80 / 100
その他:

授業での質疑応答による学習意欲の定量的評価:20

教科書・テキスト

LMS上のオンライン教材

参考図書・参考文献等

必要に応じて適宜指示する。

履修もしくは取得していなければいけない科目

UNIX基礎および実習

学習支援

対面講義(実習含む)、LMS上のテキストと講義資料。 質問は随時受け付けるので、授業中、オフィス・アワーなどに尋ねてください。

その他この科目を履修するために必要な条件

UNIXの基本コマンドによるOSの操作を復習しておくこと。 当日までにオンライン教材に目を通しておくと、実習をスムーズに進めることができる。