教育課程論
Curriculum theory

授業科目区分

教職課程専門科目
教職課程専門科目

まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
数学教育コース必修, 教職課程科目 2単位 2年次 前期

教職課程(数学)必修, 教職課程(情報)必修

担当教員

但田勝義

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

375

科目分類コード

9010

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

この科目のキーワード

教育課程 教育課程編成 学習指導要領 学習指導計画

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

日本の文化・事情の知識を前提とする内容である

到達目標

 社会の変化や教育基本法の目的と内容、教育課程実施状況の評価等を踏まえ、新学習指導要領の目標と内容を理解し、教育課程の全体計画や指導計画の作成について実践的に学ぶことを目標とする。学習指導案作成の基礎を習得する。

授業の簡単な概要

 教育課程と学習指導要領の歴史的変遷を踏まえ、新学習指導要領の目標と内容を確認するとともに、学校における教育課程編成の原理や方法、指導計画や学習指導案の作成や展開、評価方法など、教育課程のプロセス全体を実践的に学修する。  形式:講義、演習、調査、レポート及び学習指導案等の作成、グループ討議、意見発表など  構成:討議と演習、討論を中心にすすめる

学習内容

  1. 教育課程の意義 (学校とは何か。教育とは何かを考察し教育課程の役割・機能・意義を理解する)
  2. 学習指導要領と教育課程 (教育課程編成に関する基本原理及び教育実践に即した教育課程編成の方法を理解する)
  3. 教育課程の役割と機能 (学習指導要領の歴史的役割を概観し、教育課程が社会に果たしている役割と機能を理解する)
  4. 学習指導要領の変遷 (戦後の学習指導要領改訂の背景及び特徴を学ぶ)
  5. 新学習指導要領の特徴と内容 (改訂の背景や特徴などを概観しその意義と改訂の内容を確認する)
  6. 教育課程の法制1 (教育課程に関する法規や学習指導要領に規定するカリキュラム・マネジメントの意義や重要性を理解する)
  7. 教育課程の法制2 (教育基本法の改正について1)
  8. 教育課程の法制3 (教育基本法の改正について2)
  9. 教育課程編成の実際 (中高の教育課程表を例に教育内容と指導計画の関連を理解する)
  10. 学校における指導計画の作成 (指導計画の意義や種類、生徒や学校・地域の実態を踏まえて検討することの重要性を理解する)
  11. 指導計画作成の実際1 (教科・領域を横断した教育内容を積極的に取り入れ学習指導案を作成する)
  12. 指導計画作成の実際2 (作成した学習指導案をもとに模擬授業を行う)
  13. 学習指導の評価 (観点別学習状況の評価などについて学ぶ)
  14. 教育課程の評価と改善 (評価の観点及びカリキュラム評価の基礎的な考え方を理解する)
  15. 教育課程の編成・実施と地域との連携 (地域の特性を生かした教育課程の開発を学ぶ)

授業時間外での学修

学習指導要領の背景と改訂内容について注目しておくこと。教育に対する国内外の動向に関心を持ち、教育課程に対する自身の見解を持つように努力すること。

成績評価の基準と方法

◯教育課程とは何かが理解できる。 ◯教育課程編成のポイントが理解できる。 ◯学習指導要領の改訂のねらいと意義が理解できる。 ◯数学科の学習指導計画が作成できる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      30/100 / 100
レポート:    50/100 / 100
小テスト(中間テストなど含む): 10/100 / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 10/100 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

グループ討議の内容や意見発表・交流 司会進行や他者の意見の反映

教科書・テキスト

毎時間配布するプリントをファイリングし活用する。

参考図書・参考文献等

改訂版中学校学習指導要領

履修もしくは取得していなければいけない科目

なし

学習支援

◯小レポートやオフィスアワー面談等で学習支援を行う。

その他この科目を履修するために必要な条件

◯無断遅刻(15分)は欠席扱いとする。