経済学
Economics

授業科目区分

教養科目
教養科目 社会科学系

まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
ビジネス観光コース必修 2単位 1年次 後期


担当教員

田村 龍一

研究室のホームページ,SNSなど

研究室は新館1436号室です。

NDC

331

科目分類コード

3801

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

この科目のキーワード

合理的意思決定、需要と供給、市場均衡、弾力性、比較静学、外部性と市場の失敗、課税、経済政策、金融政策

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

日本の文化・事情の知識を前提とする内容である

到達目標

私たちの日々の生活に役立つ経済学的考え方を身につけるとともに、消費者・企業・政府で構成される社会がどのように豊かさや公平性を実現しているのかを、経済学の知識をもとに記述することができるようになる。そして、社会に変化が起きた時に彼らの行動、社会の豊かさや公平性はどのように変化するかを予測できるようになる。

授業の簡単な概要

経済学は物やサービス、お金や時間といった有限なリソースをどのように分配すれば社会全体が豊かになるかを考える科学です。リソースが消費者、企業、政府で構成される社会に分配される様子を数理モデルによって明らかし、社会の効率性と公平性について考えます。数理モデルといっても、中学・高校程度の極めて初歩的な数学の知識しか使いません。むしろ、四則計算・方程式・グラフといった初歩的な数学を武器に、経済学的思考を身につけることに重点をおきます。

学習内容

  1. イントロダクション:経済学的思考とな何か。基礎概念の紹介
  2. 相互依存と分業
  3. 消費者行動と需要
  4. 企業行動と供給
  5. 市場均衡
  6. 比較静学入門
  7. 弾力性とその応用
  8. 比較静学を使って社会・経済問題を解く
  9. 政府の役割と経済政策
  10. 応用(1)政策の厚生経済分析
  11. 応用(2)自由貿易とTPP
  12. マクロ経済学入門
  13. 経済成長と不況
  14. マクロ経済政策(1) 金融政策
  15. マクロ経済政策(2) 財政政策

授業時間外での学修

特に授業序盤から中盤で扱う内容には、日々の私たちの学生生活で慎重な判断が必要になるときに、きっと役に立つ知識と実践方法が含まれています。「授業で知った考え方や用語を積極的に毎日の生活で使ってみる」という習慣は、経済学の習得に特に役に立ちます。

成績評価の基準と方法

S: 社会や身の回りの出来事を経済学的思考で解釈ができる。比較静学の方法をスムーズに運用することができる。政府の金融政策・財政政策の意図と実現方法を理解することができる。 A: 社会や身の回りの出来事を経済学的思考で解釈ができる。市場均衡の概念と求め方を理解し、比較静学へと適用することができる。 B: 社会や身の回りの出来事を経済学的思考で解釈ができる。市場均衡を求めることができる。 C: 社会や身の回りの出来事を経済学的思考で解釈ができる。財やサービスの経済学的特徴を理解し、これを基礎に需要と供給の概念を正しく述べることができる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      60 / 100
レポート:    / 100
小テスト(中間テストなど含む): 40 / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

本科目の「小テスト」とは、授業終了前の5分から10分の時間を使って実施する、「理解確認クイズ」のことである。

教科書・テキスト

講義資料を毎回配布する。

参考図書・参考文献等

「ミクロ経済学の力」神取道宏著、日本評論社

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし。

学習支援

授業の前後、もしくは新館1436の研究室の扉が開いているとき、お気軽に質問してください。

その他この科目を履修するために必要な条件

四則演算、方程式、正比例・反比例のグラフといった中学高校程度の数学を思い出しておいてください。