教育と社会福祉
Education and Social Welfare

授業科目区分

専門科目
専門科目 地域デザインコース
地域志向科目
まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
選択科目 2単位 1年次 後期

社会教育主事課程選択

担当教員

小林伸行

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

369

科目分類コード

8020

オフィスアワー

この科目のキーワード

社会的弱者、生活課題、エンパワメント、QOL

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

到達目標

現代社会における教育と社会福祉の関係を理解し、社会福祉に関する諸問題について教育の視点から考察できる。

授業の簡単な概要

授業の序盤では、現代の教育と社会福祉の関係について基本的な理解を進めるための講義を行う。そのうえで、中盤以降では、提示された文献・資料をふまえつつ、教育と社会福祉をめぐる諸問題の具体的な事例を分析するとともに、分析結果を共有したうえでのディスカッションを行う。その際、特に、問題の当事者自身が生活の質(QOL)を向上させるために必要となる学びや、それを支える教育的援助、および援助者の学びのあり方に着目することで、地域福祉に関わる教育的な支援のネットワークを維持・発展させる必要性と可能性を考察する力を養う。

学習内容

  1. ガイダンス(授業の概要・進め方など)
  2. 現代社会と福祉
  3. 地域福祉と家庭の教育課題
  4. 社会福祉と教育の協働
  5. ディスカッション(1)福祉と教育の身近な課題
  6. 経済格差と教育問題
  7. 社会的孤立と教育問題
  8. 子育て支援のネットワーク
  9. 高齢者の健康と社会参画
  10. 障碍者の自立生活支援
  11. 青少年の健全育成
  12. 性の多様性と教育問題
  13. 多文化共生と教育問題
  14. 情報格差と教育問題
  15. ディスカッション(2)様々な社会的弱者と生活課題(授業のまとめ)

授業時間外での学修

授業後に授業内容を復習し、重要な用語・概念を再確認するとともに、説得力のあるディスカッションを行うための予習や準備作業を進める。

成績評価の基準と方法

様々な社会的弱者の生活の質を向上させるための教育的な支援について、どれだけ具体的な生活課題に対する分析とディスカッションにもとづいて考察できるようになったかを、最終的にまとめるレポートに反映された度合いに応じて評価する。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    60 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

40(授業・ディスカッションへの取り組み姿勢)

教科書・テキスト

教科書は使用せず、必要に応じて資料の配布または情報の提示をする。

参考図書・参考文献等

授業内で適宜紹介する。

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし。

学習支援

リアクションペーパー等で質問を受けつける。

その他この科目を履修するために必要な条件

グループワーク等によりディスカッションをする機会が多くある。 また、その成果を最終的に説得力のあるレポートにまとめるためにも、情報や議論を論理的に整理しようとする意識と態度が日頃から求められる。