環境経済学
Environmental Economics

授業科目区分

専門科目
専門科目 地域デザインコース

まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
選択科目 2単位 2年次 後期


担当教員

遠藤 孝夫

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

519(公害 環境工学)/333(経済政策 国際経済)

科目分類コード

1601/1602/1603/1403

オフィスアワー

この科目のキーワード

環境経済学の基礎理論 環境問題と市場の失敗への対策 環境問題の交渉による解決 ごみ処理手数料有料制とごみ減量化

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

到達目標

 環境問題の原因とそれに対する政策的対応について、経済学的な分析を行うために必要な環境経済学を学ぶ。環境経済学において基本となる分野について理論的基礎を理解し、環境との共生を目指して現下の諸問題を考える上での基盤づくりを行うことを目標とする。

授業の簡単な概要

 講義形式で進められる。授業中は要点をノートにメモしていくこと。授業後は、すみやかに授業内容の概要と理解を深めた事項に関するコメントを小レポートとしてまとめ、次回の授業開始時には提出できるようにしておくこと。  授業で学ぶ考え方や事例の内容を踏まえて、自らの知識や日常生活における経験との関係を考えることが必要である。

学習内容

  1. 環境経済学概論  今後、本科目を履修していくための案内を受ける。
  2. 環境経済学の基礎理論(1)  消費者の利益と生産者の利益について理解を深める。
  3. 環境経済学の基礎理論(2)  環境問題の費用便益分析について理解を深める。
  4. 環境経済学の基礎理論(3)  市場の失敗について理解を深める。
  5. 環境経済学の基礎理論(4)  市場の失敗の解決策について理解を深める。
  6. 環境問題と市場の失敗への対策(1)  環境税の利点と問題点について理解を深める。
  7. 環境問題と市場の失敗への対策(2)  規制的手段の利点と問題点について理解を深める。
  8. 環境問題の交渉による解決(1)  環境利用権,コースの定理の限界について理解を深める。
  9. 環境問題の交渉による解決(2)  コースの定理の応用(排出量取引)について理解を深める。
  10. ごみ処理手数料有料制とごみ減量化(1)  ごみ処理手数料三つの場合の比較について理解を深める。
  11. ごみ処理手数料有料制とごみ減量化(2)  世代間の最適な廃棄物処分場利用について理解を深める。
  12. まとめ(1)  環境経済学に関する理解を整理するための課題の内容と取り組み方について理解を深める。
  13. まとめ(2)  環境経済学に関する理解を整理するための課題について取り組み方に則って実践する。
  14. まとめ(3)  環境経済学に関する理解を整理するための課題について取り組み方に則ってまとめる。
  15. 活動総括  本科目の取組み状況を総括し、学習目標に対する自己の達成度を点検する。

授業時間外での学修

 授業後は、すみやかに授業内容の概要と理解を深めた事項に関するコメントを小レポートとしてまとめ、次回の授業開始時には提出できるようにしておくこと。  授業で学ぶ考え方や事例の内容を踏まえて、自らの知識や日常生活における経験との関係を考えることが必要である。

成績評価の基準と方法

(S)キーワードに記された各領域の考え方について、自己で作成したレポートに基づいて正しく他者に説明できる。 (A)キーワードに記された各領域の考え方を、講義資料に基づいて正しく他者に説明できる。 (B)キーワードに記された各領域の考え方の重要な事項について、講義資料に基づいて他者に説明できる。 (C)キーワードに記された各領域の考え方の主要な事項について、講義資料に基づいて他者に説明できる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    40 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 60 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

 各回の授業内容の概要と理解を深めた事項に関する小レポートと、最終レポートにより評価される。  出席回数が授業回数の3分の2以上に満たなければ単位は発行されない。大幅な遅刻は欠席扱いとする。

教科書・テキスト

 教科書は用いず、必要に応じて資料を配付する。

参考図書・参考文献等

 必要に応じて、適宜提示する。

履修もしくは取得していなければいけない科目

 特になし。

学習支援

 授業中における質疑や議論の機会だけでなく、オフィスアワーも活用のこと。

その他この科目を履修するために必要な条件

 「環境社会学」と「環境経済学」は、環境問題について異なるアプローチで取り組むが、内容の水準から「環境経済学」を履修するためには「環境社会学」を修得しておく必要がある。  また、コースは異なるが、ビジネス観光コース専門科目の「経済学」(1年次後期)を修得できなければ、経済学を環境問題に応用する環境経済学は修得できない。