教職概論
Introduction to Teaching Profession

授業科目区分

教職課程専門科目
教職課程専門科目

まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
数学教育コース必修, 教職課程科目 2単位 1年次 前期

教職課程(数学)必修, 教職課程(情報)必修, 図書館情報学課程(司書教諭)必修

担当教員

米津直希

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

374.3

科目分類コード

4201109

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

この科目のキーワード

教師の専門性/子ども理解/子どもの貧困/学習権保障

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

日本の文化・事情の知識を前提とする内容である

到達目標

本講義では、@日本の学校教育の歴史、及び現状と課題を踏まえ、教職の意義と責務及び職務内容について学び、理解すること、それを通じて、A現代学校教育の課題を明確化し、それに対する教師の役割を再確認することを主な内容としています。  これらの学習を通じて、受講者が「教師の役割とは何か」について、自らの経験や時代的背景をもとに、科学的に語ることができるようになることを到達目標とします。

授業の簡単な概要

本講義は、教員免許状取得に必要な科目である「教職に関する科目」のうち、「教職の意義等に関する科目」(教職の意義及び教員の役割、職務内容等)に該当します。  これらの内容を学習するために、本講義では以下のような課題を取り扱います。  ○教師の専門性とは何か  ○教員養成のあり方  ○子どもの現状理解

学習内容

  1. ガイダンス 教師とは何かを考える(1)  受講者の経験や考えから、教師とは何かを考える。
  2. 教師とは何かを考える(2)  文献から、教師とは何かを学び取る。
  3. 教師とは何かを考える(3)  教育現場での事例をもとに、教師の役割や責任を考える。
  4. 教師とは何かを学ぶ(1)  法令上の教師について学ぶ。
  5. 教師とは何かを学ぶ(2)  教師の「専門性」とは何かを学ぶ。
  6. 教師とは何かを学ぶ(3)  映像作品から、学校と教師の役割を学び、考える。
  7. 中間まとめ(小レポート)
  8. 学校をとりまく状況を知る(1)  子ども理解@   発達障害
  9. 学校をとりまく状況を知る(2)  子ども理解A   男女の平等、セクシャルマイノリティ
  10. 学校をとりまく状況を知る(3)  子ども理解B   貧困問題
  11. 学校をとりまく状況を知る(4)  「学力」問題   全国学力・学習状況調査、高大接続、PISA
  12. 学校をとりまく状況を知る(5)  新自由主義とは何か@   グローバリゼーション
  13. 学校をとりまく状況を知る(6)  新自由主義とは何かA   教育制度の変化
  14. 学校をとりまく状況を知る(7)  新自由主義とは何かB   国家と教育の関係及び課題
  15. 講義のまとめ  教員をとりまく状況と課題、及び教師の役割

授業時間外での学修

教育に関する新聞記事を読み、自分なりの考えを持てるよう習慣づけて下さい。ニュースアプリ等でも構いませんので、毎日目を通すことが必要です。 質問等は随時受け付けます。

成績評価の基準と方法

教職の意義や責務、職務内容について理解している 現代の学校教育の課題について概要を理解している 現代の学校教育に関する課題の背景を理解している 自分なりの「教師論」を論理的に述べられる 教職に関する文献を読み、理解している

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    30 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 20 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: 50 / 100
その他:

ポートフォリオは、毎回の講義での感想等と関わっています。また、授業内での意見のやり取りも成績に反映します。そのため、成績評価の割合に出席は含めませんが、必然的に出席が重視されることになります。 また、自主的なレポートも成績に反映します。

教科書・テキスト

教科書・テキストは使用せず、レジュメを使用します。

参考図書・参考文献等

今津孝次郎『教師が育つ条件』岩波新書、2012年11月20日 大田堯『なぜ学校へ行くのか』岩波書店、1995年7月5日

履修もしくは取得していなければいけない科目

特にありません。

学習支援

質問等はいつでも受け付けます。

その他この科目を履修するために必要な条件

特にありません。