道徳教育論
Moral education theory

授業科目区分

教職課程専門科目
教職課程専門科目

まちラボとわくらぼの使用について:わくラボを使用
数学教育コース必修, 教職課程科目 2単位 3年次 後期

教職課程(数学)必修, 教職課程(情報)必修

担当教員

但田勝義

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

375

科目分類コード

9010

オフィスアワー

この科目のキーワード

道徳性 模擬授業 学習指導案 指導計画案

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

日本の文化・事情の知識を前提とする内容である

到達目標

 道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神を踏まえ、自己の生き方や人間としての生き方を考え、主体的な判断の下に行動し、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を育成する教育活動が展開できることを目標とする。

授業の簡単な概要

 道徳の意義や原理等を踏まえ、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育及びその要となる道徳科の目標や内容、指導計画等を理解するとともに、教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等を通して実践的な指導力を身に付ける。  形式:講義、演習、グループワークによる指導案等の作成、模擬授業  構成:討議と演習、討論を中心にすすめる

学習内容

  1. ガイダンス (道徳とは何かを説明することができる。本授業の進め方と評価を理解する)
  2. 学習指導要領の確認 (新学習指導要領に示された道徳教育及び道徳科の目標及び主な内容を理解する)
  3. 道徳教育の意義1 (道徳教育の歴史や現代社会における道徳教育の課題を理解する)
  4. 道徳教育の意義2 (子どもの心の成長と道徳性の発達について理解する)
  5. 学習指導案と作成1 (道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴を理解する)
  6. 学習指導案と作成2 (資料を活用した指導方法を例示しその特徴を検討する)
  7. 潮見が丘中学校校長講話 (潮見が丘中学校の生徒実態と道徳教育について)
  8. 道徳の指導法<潮見が丘中学校授業参観> (学校における道徳教育の指導計画や教育活動全体を通じた指導の必要性を理解する)
  9. 学習指導案改善のポイント (教材の特徴を踏まえて授業設計に活用する)
  10. 学習指導案の改善1 (授業のねらいや指導過程を明確にして作成する)
  11. 学習指導案の改善2 (授業のねらいや指導過程を明確にして作成する)
  12. 学習指導案の最終決定 (教材の特徴を踏まえ、授業のねらいと指導過程を明確にした学習指導案を作成する)
  13. 研究授業にあたっての確認 (道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方を理解する)
  14. 公開模擬授業
  15. 授業研究とまとめ (模擬授業の振り返りを通して、授業改善の視点を身に付ける)

授業時間外での学修

道徳の教科化に伴う実践的な事例の報道が予想されるので、情報を的確に把握しておくこと。

成績評価の基準と方法

自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を育成する教育活動を展開するため、道徳科の目標や内容、指導計画等を理解するとともに、教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等を通して実践的な指導力を身に付ける。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      公開授業20/100 / 100
レポート:    50/100 / 100
小テスト(中間テストなど含む): 10/100 / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 模擬授業20/100 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

教科書・テキスト

教科書 改訂中学校学習指導要領

参考図書・参考文献等

配布したプリントをファイリングして活用する。

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし

学習支援

模擬授業について指導案作成から生徒の前で授業するまで、学校現場の協力をいただくので真剣な努力を求めたい。

その他この科目を履修するために必要な条件

大学に協力していただいている中学校で模擬授業を行うことから、その準備を計画的に確実に行うことが必要である。