倫理学
Ethics

授業科目区分

情報メディア基礎・教養科目
情報メディア基礎・教養科目 人文科学系

わくラボの使用について:使用しない
選択科目 2単位 2年次 前期


担当教員

千葉 胤久

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

156

科目分類コード

29104

オフィスアワー

この科目のキーワード

ソクラテス、プラトン、アリストテレス、キリスト教倫理、カント、功利主義

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

到達目標

西洋倫理学の歴史を概観し、倫理学のいくつかの基本概念について考察していきます。このことを通じて、人間の倫理一般について原理的な理解を深めていくことが、この講義の目的です。

ディプロマポリシーとの関連性

情報メディア基礎力:情報メディアの技術的および社会的な変化に対応し得る基盤となる知識とスキル

授業の簡単な概要

西洋倫理学の代表的な思想として、古代ギリシアの倫理思想、キリスト教倫理思想、カント倫理学、功利主義を取りあげ講義していきます。

学習内容

  1. イントロダクション:倫理学とはどのような学問か。講義全体の概要の説明。
  2. 古代ギリシアの倫理思想1:ソクラテス「よく生きること」の意味
  3. 古代ギリシアの倫理思想2:ソクラテス「無知の知(自覚)」について
  4. 古代ギリシアの倫理思想3:ソクラテス「魂への配慮」について
  5. 古代ギリシアの倫理思想4:プラトン「正義」と「幸福」
  6. 古代ギリシアの倫理思想5:プラトン「哲人政治」
  7. 古代ギリシアの倫理思想6:アリストテレスの幸福論
  8. 古代ギリシアの倫理思想7:アリストテレスの正義論
  9. 古代ギリシアの倫理思想8:アリストテレスの友愛論
  10. キリスト教的倫理1:隣人愛・「よきサマリア人のたとえ」を中心に。
  11. キリスト教的倫理2:愛と赦し・「放蕩息子の帰還のたとえ」を中心に。
  12. カントの倫理学1:善意志、義務に基づく行為と義務に適った行為。
  13. カントの倫理学2:定言命法、人格の尊厳、意志の自律としての自由。
  14. 功利主義1:功利主義の特徴
  15. 功利主義2:功利主義の問題点

授業時間外での学修

授業終了後に、その日の授業内容について復習し、理解と定着に努めること。

成績評価の基準と方法

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    100 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

教科書・テキスト

プリントを配布します。

参考図書・参考文献等

柘植尚則『プレップ倫理学』(弘文堂)、品川哲彦『倫理学の話』(ナカニシヤ出版)、赤林朗編『入門・医療倫理T・U』(勁草書房)、坂井昭宏・柏葉武秀編『現代倫理学』、小松光彦ほか編『倫理学案内』(慶應義塾大学出版会)、関根清三『ギリシア・ヘブライの倫理思想』(東京大学出版会)、など。他の参考文献に関しては、授業中に適宜紹介します。

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし

学習支援

高校の倫理のテキストの該当箇所を読むことも、基礎的な知識を得るのには役立ちます。

その他この科目を履修するために必要な条件

参考図書・参考文献として挙げた文献を積極的に読んでくるなど、 予習をして臨んでほしいと思います。