地域産業論
Industrial Geography

授業科目区分

専門科目
専門科目 地域デザインコース
地域志向科目
まちラボとわくらぼの使用について:わくラボを使用
選択科目 2単位 1年次 後期

社会教育主事課程選択

担当教員

小林伸行

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

332.9/333.5

科目分類コード

4020

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

この科目のキーワード

地域づくり、内発的発展論、参加型開発、持続可能な開発

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

到達目標

地域産業の成り立ちとその発展のあり方を理解し、基礎的な地理学的・経済学的用語を用いて考察できる。

授業の簡単な概要

地域の産業は私たちの日常生活の基盤であり、また地域社会のあり様を決定づける最も重要な要素のひとつである。この授業では、まず、こうした地域産業の成り立ちとその発展の方向性を理論的に理解することを目指す。そのうえで、特に北海道や稚内市の実際の産業構造・地域資源・関連政策の動向等に関するケーススタディを行うとともに、学生同士のグループワークとして、特定の地域を選んで実際の産業構造を調査した結果や地域間を比較検討した結果をレポートしたり、具体的なデータにもとづく既存産業の発展・改善プランや新規産業の創出プランをプレゼンテーションしたりする簡単な演習を行うことで、地域産業に対する基礎的な分析能力と発展計画の立案能力を養う。

学習内容

  1. ガイダンス(授業の概要・進め方など)
  2. 地域の産業とその成り立ち
  3. 地域産業の発展
  4. 地域産業のボーダーレス化
  5. 稚内の産業(1)農業
  6. 稚内の産業(2)漁業・水産業
  7. 稚内の産業(3)観光産業
  8. 自主研究(1)特定地域の産業/地域間の比較(準備作業)
  9. 自主研究(2)調査・レポート
  10. 戦後日本の産業構造
  11. 北海道の産業構造
  12. 北海道北部の産業構造
  13. 自主研究(3)地域産業のさらなる発展のために(準備作業)
  14. 自主研究(4)プレゼンテーション
  15. 授業のまとめ(総括ディスカッションなど)

授業時間外での学修

授業後に授業内容を復習し、重要な用語・概念や分析手法を再確認するとともに、データにもとづいた説得力のあるレポート、およびプレゼンテーションを行うための予習や準備作業を進める。

成績評価の基準と方法

持続可能性のある地域産業の発展・開発について、どれだけ具体的・説得的なデータにもとづいて理論的に考察できるようになったかを、レポートやプレゼンテーション、ディスカッション等に反映される度合いに応じて評価する。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    40 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

40(グループワークへの取り組み姿勢) 20(授業内での意見・発表やディスカッションでの貢献度)

教科書・テキスト

教科書は使用せず、必要に応じて資料の配布または情報の提示をする。

参考図書・参考文献等

授業内で適宜紹介する。

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし。

学習支援

リアクションペーパー等で質問を受けつける。

その他この科目を履修するために必要な条件

グループワーク等により討論やプレゼンテーションを行うため、失敗を恐れず積極的に挑戦・発言する態度が求められる。 最終的に克服できていれば、失敗の回数は挑戦の回数として評価される。