情報探索論
Information Behavior

授業科目区分

専門科目
専門科目 メディア表現コース

まちラボとわくらぼの使用について:まちラボを使用
選択科目 2単位 4年次 後期

図書館情報学課程(司書)選択

担当教員

安藤 友晴

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

002.7

科目分類コード

90020

オフィスアワー

この科目のキーワード

情報検索/情報探索/情報行動

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語・英語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

到達目標

われわれは自分にとって必要な情報を探すために、インターネットや図書館を利用する。情報をすぐに発見できれば良いのだが、うまくいかず、さまざまな情報源を参照することを繰り返すうちに必要な情報を発見することがある。こうした活動は「情報探索行動」と呼ばれている。この授業の目標は、情報探索行動の理論を学び、その成果を現実の図書館サービスや情報システムに適用できるようにすることである。

授業の簡単な概要

まず情報探索の理論を一通り学ぶ。次に、レファンレンスサービスのうちレファンレンスインタビューに焦点を当てて、図書館利用者と図書館員の間での相互作用を通じて必要な情報が得られる過程を情報探索行動の理論を用いて解明する。さらに情報検索の基礎について学び、最後にそれまで学んだ知識を用いて、利用者にとって望ましい情報システムと情報サービスについて考える。

学習内容

  1. 情報探索と情報ニーズ (1) 情報探索の手法
  2. 情報探索と情報ニーズ (2) 情報行動・情報探索行動・情報検索行動
  3. 情報探索と情報ニーズ (3) 情報ニーズ
  4. 情報探索行動の理論 (1) 認知面から
  5. 情報探索行動の理論 (2) 感情面から1
  6. 情報探索行動の理論 (3) 感情面から2
  7. 情報探索行動とレファレンスサービスの実践 (1) レファレンスサービスとレファレンスプロセス
  8. 情報探索行動とレファレンスサービスの実践 (2) レファレンスインタビュー1
  9. 情報探索行動とレファレンスサービスの実践 (2) レファレンスインタビュー2
  10. 情報検索のしくみ (1) 線型操作による検索
  11. 情報検索のしくみ (2) 索引と論理検索
  12. 情報検索のしくみ (3) ランク付けの手法
  13. 情報探索を支援する情報システムと情報サービス (1) 利用者中心主義
  14. 情報探索を支援する情報システムと情報サービス (2) 探索型検索
  15. 情報探索を支援する情報システムと情報サービス (3) 図書館における利用者中心アプローチ

授業時間外での学修

授業では毎回課題を出す。課題について考察することは授業の内容を深く復習することにつながるので、課題に真剣に取り組むことを期待する。

成績評価の基準と方法

・情報検索の仕組みについて理解していること ・情報探索のさまざまな方法と問題点について理解していること ・人びとの情報行動について理解していること

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    100 / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

教科書・テキスト

担当教員が自作したテキストを配付する。

参考図書・参考文献等

・三輪眞木子. 情報行動. 勉誠出版, 2012, 205p. ・齊藤泰則. 利用者志向のレファレンスサービス. 勉誠出版. 2009, 182p. ・奥村学. 自然言語処理の基礎. コロナ社. 2010, 164p.

履修もしくは取得していなければいけない科目

「図書館情報学概論 I」「図書館情報学概論 II」「図書館サービス概論」を受講していることが望ましい(必須ではない)。

学習支援

・LMS上の教材で復習することが望まれる。 ・LMS上のフォーラムを利用されたい。

その他この科目を履修するために必要な条件

特になし。