観光経済論
Tourism Economics

授業科目区分

専門科目
専門科目 ビジネス観光コース

まちラボとわくらぼの使用について:使用しない
ビジネス観光コース必修 2単位 2〜4年次 後期


担当教員

田村 龍一

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

334

科目分類コード

80020

オフィスアワー

この科目のキーワード

観光客の行動理論 観光事業の経営問題 観光市場 観光産業 観光政策 観光形態固有の問題 観光マーケティング 口コミ ホスピタリティ インバウンド需要 観光と文化財・世界遺産

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語・英語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

日本の文化・事情の知識を前提とする内容である

到達目標

日本の経済成長を支え得る産業の1つとして、その重要性が広く認識されつつある「観光」について、訪日観光客(インバウンド)を含めた観光客の行動、観光事業の基礎理論を理解し、日本の観光産業の取り組みと内包する問題点を把握することができる。

授業の簡単な概要

稚内・宗谷地域に限らず、日本各地の地域経済を持続可能な形で発展させるために有力視されている産業が、地域資源を活用した観光産業です。本授業では、日本の観光産業を観光客(消費者サイド)と観光サービス事業者(供給サイド)に大きく分けて、その基礎理論を解説します。その上で、観光事業者のマーケティング活動や事業が内包する諸問題を考察し、最終的には稚内・宗谷地域の観光について、経済学的視点から一定の意見を各人がもてるようになることを期待します。

学習内容

  1. イントロダクション:観光の現状と観光経済学の課題を俯瞰する。
  2. 消費者行動と観光
  3. 観光需要
  4. 観光サービスの供給
  5. 観光市場の機能
  6. 観光市場の失敗
  7. 開放経済と観光・インバウンド需要
  8. 経済成長と観光
  9. 文化財と観光政策
  10. 世界遺産と観光
  11. 観光経済各論(1)ホテル経済とホスピタリティ
  12. 観光経済各論(2)観光客の移動と輸送
  13. 観光経済各論(3)観光市場のセグメンテーション分析
  14. 観光経済各論(4)観光と環境保全・エコツーリズム
  15. 日本の経済成長における観光経済が果たす役割
  16. 定期試験

授業時間外での学修

授業中に新聞やWebなどで入手できる関連記事を紹介するので、目を通しておくこと。

成績評価の基準と方法

S: 観光市場に関する理論を正しく運用できると同時に、日本の観光産業を支える各事業の相互関係について正しく理解し、今後の稚内宗谷地区の観光のあり方について、講義内容に基づいた自分の意見をもつことができる。 A:観光市場に関する理論を正しく運用できると同時に、日本の観光産業を支える各事業の相互関係について正しく理解している。 B:観光市場に関する理論を正しく運用できると同時に、日本の観光産業を支える各事業の概要について説明できる。 C: 日本の観光産業の現状を自分の言葉で記述できる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      50 / 100
レポート:    / 100
小テスト(中間テストなど含む): 50 / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

教科書・テキスト

講義資料を配布する。

参考図書・参考文献等

「観光経済学の基礎講義」中平千彦・薮田雅弘編著 九州大学出版会

履修もしくは取得していなければいけない科目

特になし。

学習支援

オフィスアワーでの来室による質問、時間外のメールによる質問を歓迎する。

その他この科目を履修するために必要な条件

授業中に紹介する観光に関するさまざまなトピックについて、特に関心のあるものがあれば、Web検索や書籍からさらに知識と理解を深めることが望ましい。