UNIX基礎実習
Practical Training of UNIX Fundamentals

授業科目区分

専門科目
専門科目 情報テクノロジーコース

わくラボの使用について:使用しない
情報テクノロジーコース必修 1単位 1年次 後期

教職課程(情報)必修

担当教員

小山民雄

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

548

科目分類コード

60040 60050

オフィスアワー

時間割決定後に授業等で連絡します。

この科目のキーワード

オペレーティングシステム、 開発環境、サービス構築基盤技術、ネットワークアーキテクチャ、システム制御理論

説明に使用する言語

日本語・英語を併用する

使用する教材の言語

日本語・英語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

到達目標

コンピュータを操作する基本OSとして使用されている UNIX の仕組みと使用法を学ぶ。UNIXの基本命令、プロセスの管理、エディタの使用法、各種の命令を組み合わせて、データの中から、希望する情報を抜き出し、加工して出力する方法などを学ぶ。  UNIXのファイルシステムやプロセス管理を理解した上で、UNIX上で動作するシェルスクリプトの基礎を学んだ後、sed や awk を習得する。また、UNIXが起動する際に実行される、シェルスクリプトを読み解く。 これらシェルスクリプトの作成や読解などを通して、UnixというOSの特性と設計思想を理解し、その操作や制御を難なくできるようになることを目標とする。

ディプロマポリシーとの関連性

情報メディア基礎力:情報メディアの技術的および社会的な変化に対応し得る基盤となる知識とスキル

授業の簡単な概要

実習はLMS上に掲載の講義内容に沿って行う。 Unixの操作を学ぶ実習では大学のPCにインストールされているLinux環境を使用する。 各自の持参のPCで実習を行う場合は、あらかじめLinux環境をインストールしておく必要がある。

学習内容

  1. コマンド、ファイル、ディレクトリ、基本命令、ディレクトリ操作、ファイル操作の基本、コピー
  2. 絶対パス、相対パス、ディレクトリツリー、コマンドはどこにあるのか
  3. ファイル操作命令、標準入出力、フィルタコマンド、パイプライン処理
  4. viエディタの使用法
  5. ディレクトリ、ファイルのコピー、シェル、ネットワーク、ファイル属性の操作、ワイルドカードとファイル名の展開
  6. ネットワーク上のファイル転送、サーバ・クライアントモデル
  7. ファイル管理、ファイル検索、アーカイブと圧縮・展開、ディスク管理、ファイルシステムのマウント、プロセス管理
  8. シェルとは、シェル引数、シェルスクリプトの作成手順、シェル変数、シェル変数の展開、環境変数、パス、コマンド置換
  9. 正規表現、grep、sed
  10. awk(1) パターンとアクション、フィールドとレコード、BEGINとEND
  11. awk(2) 演算子、出力の整形、制御構造、awkにおけるシェル引数の扱い
  12. シェルスクリプト(1) シェルの内部コマンド、シェルスクリプト、条件分岐
  13. シェルスクリプト(2) ループ処理、関数、ピリオドファイル、rcスクリプト
  14. シェルスクリプトによるCGIを利用したWebアプリケーション
  15. メールサービス利用に関するセキュリティとSSHポートフォワーディングを利用したメールサービスへのネットワーク接続

授業時間外での学修

時間内に完了しなかった課題への取り組み

成績評価の基準と方法

S)キーワードに記された各領域の考え方を正しく理解し、多様な環境下における各領域の予期せぬ問題の発現した場合に、その問題を特定し、適切に応用することができ、多様な問題を解決できる。 (A)キーワードに記された各領域の考え方を正しく理解し、各領域の問題に対して適切に適用し、関連する問題を解決できる。 (B)キーワードに記された各領域の考え方を概ね理解し、学習内容と関連付けて、学習内容に関連する具体的な問題に考え方を適用して、問題を解決できる (C)キーワードに記された各領域の考え方を概ね理解し、学習内容と関連付けて、学習内容に関連する具体的な問題に考え方を適用できる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 50 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: 50 / 100
その他:

教科書・テキスト

オンライン教材、実習用PC

参考図書・参考文献等

必要に応じて適宜指示する。

履修もしくは取得していなければいけない科目

UNIX基礎

学習支援

実習サポート、Webベーステキスト。 質問は逐次受け付けるので、授業中、オフィス・アワーなどに尋ねてください。

授業に関連する実務経験

その他この科目を履修するために必要な条件

キーボードでの文字入力ができること。