情報科教育法T
Teaching Methods(Information)I

授業科目区分

教職課程専門科目
教職課程専門科目

わくラボの使用について:わくラボを使用
教職課程科目 2単位 3年次 前期

教職課程(情報)必修

担当教員

佐賀孝博

研究室のホームページ,SNSなど

NDC

376

科目分類コード

4203 1

オフィスアワー

この科目のキーワード

高等学校「情報科」学習指導要領/教育方法

説明に使用する言語

主として日本語を使用する

使用する教材の言語

日本語で記述された資料を使用する

この科目に必要な日本の文化・事情の知識について

日本の文化・事情の知識を前提とする内容である

到達目標

 高等学校の情報科教員として必要となる専門知識を習得するとともに、授業を計画・実施する能力を養成する。

ディプロマポリシーとの関連性

専門能力:情報メディアの開発とその多面的な活用ができる能力

授業の簡単な概要

 現在高等学校で行われている情報科の科目の特徴と教えるべき内容を確認し、授業計画案の作成、模擬授業の実施を行う。

学習内容

  1. ガイダンス
    情報科の概観と、情報科を教授するために必要な知識・技術について
  2. 情報科導入の経緯と情報教育の3観点について。小中学校における情報教育
  3. 学習指導要領に基づく情報科の制度の理解
  4. 「社会と情報」の理解
     教科書の内容から、指導要領解説の「内容の取扱い」の該当部分を確認し、自身の教育力を判定する。教科書を読み比べてみる
  5. 「情報の科学」の理解
     教科書の内容から、指導要領解説の「内容の取扱い」の該当部分を確認し、自身の教育力を判定する。教科書を読み比べてみる
  6. 専門教科情報科の理解
     科目構成と内容
  7. 情報科における情報機器の利活用
  8. 副教材を検討する
     関連するDVDなどについて教材使用の観点からの考察
  9. 授業の展開について考える
     アクティブラーニングやグループワークなどを利用した授業展開。lmsの利活用
  10. 情報科授業の現状を確認する
     授業参観あるいは担当教員による講話(先方の都合により、別の回になることもある)
  11. 観点別評価と評価の工夫について
  12. 年間指導計画と単元ごとの学習指導案
  13. 1単位時間の授業における学習指導案と指導計画
  14. 模擬授業案の検討・改善
     指定の1単位時間の授業について、模擬授業案を作成し相互評価を行う
  15. まとめ
     模擬授業案に基づいて模擬授業を行い、授業について相互評価を行い、今後の課題を確認する

授業時間外での学修

 模擬授業の準備などで、キーワードに関する事柄で理解が不十分なところがあれば、質問するなどして充分に内容を理解しておく必要がある。なお、基本的に授業時間外の学修は1コマあたり4時間を必要とする。

成績評価の基準と方法

(S)キーワードについて内容を理解し、自分で選択した領域について、ほぼ指導なしで授業計画を立て、他者へ教授できる。
(A)キーワードについて内容を理解し、自分で選択した領域について、ある程度の指導を受けながら授業計画を立て、他者へ教授できる。
(B)キーワードについて内容を理解し、自分で選択した領域について、指導を受けながら授業計画を立て、他者へ教授できる。
(C)キーワードについて内容を概ね理解し、自分の選択した領域について、指導を受けながら授業計画を立て、他者へ教授できる。

達成度評価(評価方法:合計100点)

試験:      / 100
レポート:    / 100
小テスト(中間テストなど含む): / 100
小レポート(中間レポートなどを含む): 60 / 100
作品:      / 100
ポートフォリオ: / 100
その他:

模擬授業などの成果発表 40

教科書・テキスト

高等学校学習指導要領情報編(文部科学省)
また、必要に応じてプリントなどを配布する

参考図書・参考文献等

複数の出版社による「社会と情報」「情報の科学」の教科書

履修もしくは取得していなければいけない科目

情報系科目ならびに「教職概論」

学習支援

提出された成果物に対して、修正点・改善点等の指摘などの指導を実施する。質問は逐次受け付けますので、適宜研究室などを訪ねてください。

授業に関連する実務経験

2008年より高等学校で教科「情報」の時間講師を行っている。

その他この科目を履修するために必要な条件

ソフトウェアとネットワークに関する基礎知識を身につけていること。