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これまで見てきたselect文は、検索という、データベースにとって最も中心的な役割を
果たしている。データベースのあるレベルの利用者にとっては、select文だけでほとん
どの用が足せるはずである。しかし、select文は、データベースの内容を読み出すだけ
で、それだけでは、データベースの内容を変更することは出来ない。データベースのあ
る種の利用者には、データベースの内容の変更が必要となる。例えば、図書館のデータ
ベースでなら、新しい図書をデータベースに登録する仕事や、図書の貸し出し・返却等
の管理には、データベースの内容の変更が不可欠である。
SQLでは、次の三種類の命令がデータベースの内容の更新の為に用意されている。
insert 新しい行をデータベースに挿入する update 既にある行の内容を更新する delete 行を削除する