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selectの基本形

 まず、一般のデータベース・ユーザーとして、データベース利用の基本であるデータ の検索をして見よう。SQLでは、検索には、select文を用いるのだが、その基本形は次 のような形をしている。

select  項目のリスト
	from   テーブルのリスト
     	where  検索条件

ここでもう一度、リレーショナル・データベースの基本的な構成を振り返ってみよう。

  1. 「データベース」は、「テーブル」から構成される。
  2. 「テーブル」は、「行」から構成される。
  3. 「行」は、「項目(カラム)」から構成される。

こうした構成を反映して、リレーショナル・データベースでの検索は、検索すべき項目 を、from句で指定したテーブルの中から選び出すという形をとる。ここで、項目リスト に現れる項目は、必ず、リスト中のテーブルに含まれねばならない。

具体的なselectの実例を見てみよう。
これは、「図書データベース」の中の「利用者台帳」というテーブルからの検索例であ る。この「利用者台帳」テーブルは、「利用者コード」「氏名_姓」「氏名_名」「電 話番号」「郵便番号」「住所」という6つの項目から出来ている。


maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月10日 (金) 00時49分16秒 JST