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ジョイン従属

以前にあげたコネクション・トラップの例を、もう一度見てみよう。 そこでは、次のテーブルを3つのテーブルに分割したのだが、3つのテーブルの ジョインをとると、次のように、以前には現れなかった行が出現してしまった。

OLD	科目       教員 教科書
		----------------- ----- --------------------------
		UNIX概論     丸山 プロフェッショナルUNIX
		システム管理論  丸山 スーパーユーザーの為のUNIX
		UNIX概論     植田 スーパーユーザーの為のUNIX 

NEW 科目       教員 教科書 ----------------- ----- -------------------------- UNIX概論     丸山 プロフェッショナルUNIX システム管理論  丸山 スーパーユーザーの為のUNIX UNIX概論     植田 スーパーユーザーの為のUNIX * UNIX概論     丸山 スーパーユーザーの為のUNIX

そこで、少し発想を変えて、テーブルOLDを出発点にするのではなくて、テーブルNEWを 出発点にしてテーブルの分割と結合の問題を考えてみることにしよう。そうすると、 以前にOLDの分割として考えた3つのテーブルが、今度は、NEWの分割としても使える ことが、すぐに分かる。しかも、もともとNEWは、これら3つのテーブルのジョインと して与えられたものであるから、今度は、これらの3つのテーブルが、情報を保つ、正 しいテーブルの分割を与えることになる。

所で、

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月10日 (金) 00時49分16秒 JST