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リレーショナル・データベースの世界に入るためには、ここで、もう一つ飛躍が必要で ある。それは、集合としての関係を構成する「組」を、テーブルの行と見立てれば、 関係を、テーブルとして見ることが出来るという発想である。この時、テーブルのカラ ムは、直積を構成する集合を定義域に持つことになる。 いったん、こうした「見立て」が出来れば、次のことは明きらかである。
「すべての関係は、テーブルとして解釈できる。」
逆に、ある種の要件を満たす表は、関係として解釈できることがわかる。先にみた、
テーブルの満たすべき要件は、こうした条件なのである。
こうした条件のもとでは、すなわちリレーショナル・データベースのテーブルに関して いえば、もっと強く、次のように述べても構わない。
「すべての関係はテーブルであり、すべてのテーブルは関係である。」
maruyama@wakhok.ac.jp