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テーブルから指定した項目を抜き出す

例 1: 項目リストの順番

select  利用者コード , 氏名_姓 , 氏名_名
	from    利用者台帳

利用者コード 氏名_姓 氏名_名 ------------ -------------------- -------------------- 200001 山口 和義 200002 瀬野 哲雄 200003 寺崎 武 200005 清水 晃 200006 大橋 弘文 200007 鈴木 弘文 200008 八矢 仁 200009 斉藤 浩 200010 河本 直樹 200011 斉藤 直純 200012 小田部 恭平 200013 高橋 譲 200014 嶋津 直樹 200015 嵯峨 幹司

この例では、テーブル「利用者台帳」の全ての行から、3つの項目が選ばれて表示され る。項目名のリストが、コンマ(,)で区切られていることに注意しよう。項目名の順 序には、意味があることは、次のようなselect文の出力と比較してみれば分かる。

例 2: 項目リストの順番

select  氏名_姓 , 氏名_名 , 利用者コード
	from    利用者台帳

氏名_姓 氏名_名 利用者コード -------------------- -------------------- ------------ 山口 和義 200001 瀬野 哲雄 200002 寺崎 武 200003 清水 晃 200005 大橋 弘文 200006 鈴木 弘文 200007 八矢 仁 200008 斉藤 浩 200009 河本 直樹 200010 斉藤 直純 200011 小田部 恭平 200012 高橋 譲 200013 嶋津 直樹 200014 嵯峨 幹司 200015

select文での行の出力は、元のテーブル内での項目の順番とは独立に、項目リストでの 項目名の順番に従う。

このように、select文での項目リストは、元のテーブルから、特定の項目を抜き出す 働きをしている。大事なことは、select文の出力が、項目リストで指定された項目から なる行の集まりであることである。このことは、select文の出力が、再び、新しいテー ブルを構成していることを意味している。後の章では、リレーショナル・データベース で定義されている様々の演算が、こうした意味で、テーブルについて閉じていることを 見て行くであろう。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月10日 (金) 00時49分16秒 JST