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テーブル名のエイリアス（別名）

項目名のテーブル名での修飾は、テーブルのジョインの際に多用されるが、SQLでは、 修飾を容易にする、テーブル名への別名（エイリアス）付けと呼ばれる方法が準備され ている。次の例は、先の例33をエイリアスを用いて書き換えたものである。

例 34: テーブル名のエイリアス（ジョイン）

select 著者名,書名
	from   書籍台帳 a , 書籍著者対応表 b , 著者コード一覧 c
	where  書名 like '%ＵＮＩＸ%' 
	       and a.書籍番号 = b.書籍番号
	       and b.著者コード     = c.著者コード

ここでfrom句に注目して欲しい。以前に、select文の項目リストに、見出しを与える時 に用いたのと同じ構文が見られる。（例5参照のこと） 一般に、from句には、テーブル名がコンマ（,）で区切って置かれるのだが、テーブルに 別名を与える時には、テーブル名の後ろにスペースで区切って別名を置けばいい。 次に例31、例32をエイリアスを用いて書き換えた例を示す。

/* 例31のエイリアス版（ジョイン）*/
	select substring(pub.出版社,1,20),substring(book.書名,1,50)
	from   書籍台帳 book ,出版社一覧 pub
	where  書名 like '%ＵＮＩＸ%' 
	       and book.出版社コード = pub.出版社コード

/* 例32のエイリアス版（ジョイン）*/
	select 書名
	from   書籍台帳 book ,内容一覧 abst
	where  内容 like '%ＵＮＩＸ%' 
	       and book.書籍番号 = abst.書籍番号