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まず最初に、テーブル「書籍台帳」に対してユーザーmaruyamaに、行挿入の権限を認め させるにはどうすればいいか見てみよう。
grant insert on 書籍台帳 to maruyama
この例でわかるように、データベースでの権限の設定は、テーブル単位に行われる。
もしも、このテーブルに対するinsertの権限をmaruyama以外の他のユーザーにも拡大し たいのなら、次のように、toのうしろにユーザー名のリストを置く。
grant insert on 書籍台帳 to maruyama,yukita,ueda,himemiya
もしも、設定する権限を、insert以外に拡大したいのなら、次のように、grant句に、 設定する権限のリストを置けば良い。
grant insert,update,delete on 書籍台帳 to maruyama,yukita,ueda,himemiya
これで、maruyamaら四人のユーザーは、テーブル「書籍台帳」については、(デフォー ルトでselectの権限がすでに与えられているとして)全権限を持ったことになる。こう した時、予約語 all( = select,insert,update,delete) を用いて次のように指定することが出来る。
grant all on 書籍台帳 to maruyama,yukita,ueda,himemiya
四人だけでなく全ユーザーに対して同じ権限設定を行うときには、予約語 public を用 いて次のようにする。
grant insert on 書籍台帳 to public
これで、全ユーザーが、このテーブルに対して行の挿入が出来るようになる。
maruyama@wakhok.ac.jp