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values句を使って行を追加するには、次のようにすればよい。
insert into 利用者台帳 values('999999','丸山','不二夫','0162-33-8177','097','稚内市富岡5-9-1')
ここでvalues句で与えられている6つの定数は、テーブル「利用者台帳」を構成してい
る6つの項目に、しかも、順序通りに対応している。
6つの項目すべてを与えなくても、次のように項目名リストをテーブル名につけ加えれ ば、指定した項目だけに値を与えることが出来る。
insert into 利用者台帳(利用者コード,氏名_姓,氏名_名,住所) values('999998','雪田','修一','稚内市富岡2-3-6')insert into 利用者台帳(利用者コード,氏名_名,郵便番号) values('999997','龍男','097')
insert into 利用者台帳(利用者コード,氏名_姓,住所) values('999996','北星','稚内市若葉台')
こうした時、selectで、このテーブルの内容を表示させれば次のような出力が得られる であろう。
select * from 利用者台帳-------- ------ -------- -------------- ----- ---------------------- 999999 丸山 不二夫 0162-33-8177 097 稚内市富岡5-9-1 999998 雪田 修一 null null 稚内市富岡2-3-6 999997 null 龍男 null 097 null 999996 北星 null null null 稚内市若葉台
values句で指定されなかった項目では、デフォールト値(この例ではnull)が置かれて いることがわかる。 ここで、任意の項目を指定してうまく行くわけではないことに注意されたい。次の例 では、insertに失敗する。
insert into 利用者台帳(氏名_姓,氏名_名) values('姫宮','利融')
実際には、指定した項目がまずい訳ではなく、「利用者コード」を指定しなかったこと が失敗の原因である。なぜなら、そのために、「利用者コード」という項目に、nullを 設定しようとしたが、この項目では、nullの指定が許されていなかったからである。
insert into 利用者台帳(利用者コード,氏名_姓,氏名_名) values('999995','姫宮','利融')
どの様な項目にnullが許されないかの議論は、ここでは省略したい。
maruyama@wakhok.ac.jp