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制御構造1 判断

これまで学習してきたプログラムは必ず上から下に順番に一つ一つの 文が実行され、決して文を飛ばしたりすることはなかった。しかし、 現実の我々の世界では、判断をすることが必要である。例えば、 横断歩道ですぐに渡ると危険であるので、信号が赤ならば止り、 信号が青ならば渡るといった状況に応じた判断が必要なのである。 (この例では、更に信号がある場合は、という条件も厳密には 必要であろう。)   

このような判断を考えると3つの事が必要である。先の例で言えば、 「もし、信号が赤ならば、止れ。」は、「もし」の部分、「信号が 赤ならば」の条件の部分、「止れ」の条件が正しい場合に実行すべき 部分である。形式的には、「もし、... ならば、... をする。」 という部分と条件及び条件が正しい場合に実行される部分である。

  

勿論、更に条件が複雑な場合も考えられる。すなわち、「もし、 赤なら止れ、そうでないなら(青なら)、進め。」のように、 条件が正しい場合と、条件が間違っている場合との2つに分れる 場合なども考えられる。もっと進んで、「もし、信号が有って、 赤なら止れ、青なら進め、信号がないなら左右を良く見て進め。」 と言うようないくつもの条件を考える必要もあるであろう。

今回学習するのは、以上のような様々な条件における判断をプログラム でどう書くかという事を学ぶ。


maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月08日 (水) 18時57分57秒 JST