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関数に情報を渡すには、引数を使う。引数の型及び順序は、呼び出し元と関数の 定義とで一致していなければならない。 関数の引数の宣言は、次のように書く。
関数名( 引数の型 引数変数名 [,...]){ }
我々は、今までに型として、int, float, char を習っているので、これらを 使う事が出来る。
例1 arg1( int a ){ printf("引数は、%d\n", a); }
この例では、引数は1個で、型は整数、変数名は、a である。 この引数の変数名は、呼び出し元に使う変数の名前とは無関係である事に注意 しよう。ここで使う(関数の引数宣言の変数名)は、関数の中でだけ有効な 名前である。
例2 main() { arg1(3); }arg1( int a ){ printf("引数は、%d\n", a); }
例2では、main 関数から、arg1 関数を呼び出しているが、 引数には変数を使わず、値3を直接書いている。この場合、関数 arg1 の引数 a には3が代入される。
例3 main() { int b; b = 2; arg1(b); }arg1( int a ){ printf("引数は、%d\n", a); }
例3では、今度は、main 関数の中で、整数変数 b を宣言し、2 を代入し、それを関数 arg1 に渡している。この時、呼び出される 関数arg1 の変数 a には、2が代入される。
これまでの例は、引数が1個の場合であったが、複数の場合は、カンマ(,) で区切って 同じように宣言してやれば良い。
例4 arg2( int a, char c ){ printf("引数は、整数 %d と文字 %c です。\n", a, c); }