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最初に述べた 5 x 2 の大きさの配列を例にとると、
となっている。ここで、行配列名という言葉は筆者が勝手につけた 名前だが、test[0] は、 test[0][0] と test[0][1] という2の大きさの一 次元配列名として考えて良い。つまり、大きさ2の一次元配列 test[0],test[1],test[2],test[3],test[4] が5個集った ものが2次元配列 test になっていると C 言語では考える 訳である。
同様に、char str[2][3][10]; は、 の大きさの2次元
配列が、2個集ったものと考えられる。このように C 言語では、配列
を階層的にとらえる点に特徴があり、このことはポインタを学習する
際に重要となるので良く理解しておく必要がある。
課題16
cd c を実行した後で( /c に移動した後で)、以下の課題を やってみよ。
大きさ6の外部一次元配列 a[6] に次のようにデータが格納され ている。
int a[] = { 2, 3, 4, 9, 8, 27 };
これを、大きさ の2次元配列 b に次の規則で代入せよ。
a[偶数番] は、順に b[0] に、a[奇数番] は、
順に b[1] に代入せよ。その後で、b[0][n] (
)
の和を計算し、表示せよ。同様に、b[1][n] の和を計算し、
表示せよ。但し、main プログラムでは、上記の配列
a[] の具体的値を記述してはならない。
この章の最初の解説に出て来た学生の成績について、学生の通年成績 (前期と後期の平均点)を計算するプログラムを作成せよ。また、 前期、後期の平均点も計算し、最後に、学生の通年成績の平均点も 計算せよ。
作成したプログラムをメイルで、 金山まで送ること。但し、題は kadai16 とすること。