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復習

配列
多次元配列の宣言

型  配列名[個数 m1][個数 m2]...[個数 mn]

上のように宣言して得られた配列は、n 次元配列で、大きさは、 m1 x m2 x ... x mn である。

対応関係

2次元配列 a[3][3] は、3x3 の大きさの配列であるが、 大きさ3の1次元配列 3個から成り立っていると考えることが出来る。その場合、a[0],a[1],a[2] が1次元配列名となる。従って、a[0] は3つの要素を持ち、それぞれにアクセス するには、前々回学習したように、

配列名[要素番号(添字)]

とするので、今の場合、a[0] が配列名なのだから、a[0][0],a[0][1],a[0][2] と考える訳である。

 

以上のように、C 言語では、配列は階層的に考えられている。3次元配列 b[3][3][3] ( 配列名は、b )は、 3個の2次元配列名 b[0],b[1],b[2] から構成され、2次元配列は b[0] は、 3個の1次元配列名 b[0][0],b[0][1],b[0][2] によって構成される。 従って、三次元配列 b は、9個の一次元配列 b[0][0],b[0][1],b[0][2],b[1][0], ...,b[2][1],b[2][2] によって構成されると考えて良い。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月08日 (水) 18時57分57秒 JST