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比較演算

先のセクションで、if 文の条件式について述べたが、2つの数の比較が 出来ると更に便利である。このために、c言語では、比較演算というものが ある。比較演算は、整数の0又は1の値を持つので、if 文の条件式として 使うことが出来、正しい場合は1を、間違っている場合は、0の値を持つ。

 

比較演算子には、以下のものがある。

==
等号 2つの数が等しいときに真となる。
1 == 2      間違っているので、結果は 0
      4 == 4      正しいので、結果は 1
代入記号と間違え易いので注意すること。
>
大なり記号 左辺の数が右辺より大きいときに真。
4 > 2     正しいので、結果は 1
        0 > 1     間違っているので、結果は 0
<
小なり記号 左辺の数が右辺より小さいときに真。
>=
左辺の数が右辺の数より大きいか、又は等しいときに真。
<=
左辺の数が右辺の数より小さいか、又は等しいときに真。
左辺の数と右辺の数が等しくないときに真。

これらの比較演算子を使って、if 文を書くと例えば、

a = 10;
        b = 34;
        if (a > b){
                printf("a > b \n");
        }
のように数学的な記号と同じ感覚で書くことが出来る。 (ちなみに上の例では a > b は、間違っているので、printf は実行されない。)

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月08日 (水) 18時57分57秒 JST