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復習

  1. インクリメント・デクリメント演算子
     インクリメント・デクリメント演算子は、単項演算子であり、それぞれ 作用する変数の値を1だけ増減する。変数の前に置くか(前置)、変数の 後に置く(後置)かによって増減のタイミングが異なるので、式中に使用する 際には注意が必要である。

    前置演算と後置演算の違いは、具体的に等価なプログラムに置き換えて把握 することが大事である。

    前置演算
    先にインクリメント・デクリメントを行ってから、式の評価を する。
    b = ++a + 1;
    	は、以下のプログラムに等しい。
    		++a; b = a + 1;
    後置演算
    式の評価を行ってから、インクリメント・デクリメントする。
    b = a-- - 1;
    	は、以下のプログラムに等しい。
    		b = a - 1; a--;

  2. 式の縮約表現
    c 言語には、式を簡潔に記述するための表現方法が用意されている。

    これらの縮約表現の記述方法は、簡潔かつ規則的であるが、全ての2項演算子 に用意されているわけではないので注意が必要である。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月08日 (水) 18時57分57秒 JST