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Xウィンドウの特長は、実際に皆さんが作るプログラム(クライアント)と
画面や入力装置を制御する「サーバー」と呼ばれる部分とに分割されている点です。
そのおかげでマシンに依存せず、しかも簡潔なプログラムを開発することができました。
「クライアント」と「サーバー」は同じマシン上にあるかもしれないし、
別のマシン上にあるかもしれません。
Xウィンドウのシステムではこれらを特に区別せず、
すべてネットワークを通じて通信するという形式で取り扱います!
同じマシンのメモリーにあるプロセス同士が、ネットワークを通して
(もちろん形式的にですが)やりとりするというのは不思議な感じがしますが、
この統一によってプログラムの中での
ネットワークの取り扱いがきわめて簡単になるわけです。