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サーバーとクライアントの通信

Xウィンドウの特長は、実際に皆さんが作るプログラム(クライアント)と 画面や入力装置を制御する「サーバー」と呼ばれる部分とに分割されている点です。 そのおかげでマシンに依存せず、しかも簡潔なプログラムを開発することができました。 「クライアント」と「サーバー」は同じマシン上にあるかもしれないし、 別のマシン上にあるかもしれません。
Xウィンドウのシステムではこれらを特に区別せず、 すべてネットワークを通じて通信するという形式で取り扱います! 同じマシンのメモリーにあるプロセス同士が、ネットワークを通して (もちろん形式的にですが)やりとりするというのは不思議な感じがしますが、 この統一によってプログラムの中での ネットワークの取り扱いがきわめて簡単になるわけです。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月01日 (水) 00時21分18秒 JST