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孫のウィンドウまである場合

プログラムが大きくなるにつれ、使用されるウィンドウの数が増え、 その構造も複雑になってきます。 今日のプログラムで使用されるウィンドウを例に取り、 「ウィンドウの設計」について考えてみましょう。 次のようなウィンドウの階層構造を絵にすると どうなるでしょうか?

Window   frame, canvas, tool, quit;

frame = XCreateSimpleWindow( dsp,  DefaultRootWindow(dsp),
                              0,  0,  640,  300, 1,
                              BlackPixel(dsp,0), BlackPixel(dsp,0) );
canvas = XCreateSimpleWindow( dsp,  frame,
                              5,  5,  590,  290, 0,
                              BlackPixel(dsp,0), WhitePixel(dsp,0) );
tool   = XCreateSimpleWindow( dsp,  frame,
                              600,  5,  40,  290, 0,
                              BlackPixel(dsp,0), WhitePixel(dsp,0) );
quit   = XCreateSimpleWindow( dsp,  tool,
                              5,  5,  30,  30, 1,
                              BlackPixel(dsp,0), WhitePixel(dsp,0) );

子供のウィンドウを一斉に表示するには、XMapSubwindows()を使います。 この関数の引数は、表示されるウィンドウではなく親のウィンドウです。 上のように孫に当たるウィンドウ（quit など）を 一斉に表示させたい時には、その親を指定します。

XMapWindow( frame );     /* ウィンドウ frame の表示 */
XMapSubwindows( frame ); /* ウィンドウ frame の子ウィンドウの表示 */
XMapSubwindows( tool );  /* ウィンドウ tool  の子ウィンドウの表示 */