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Xウィンドウでは文字もすべてグラフィックの図形として取り扱います。
それによって、様々なデザインの文字(フォント)の使用が可能となります。
もちろん元になるフォントの画像データはシステムの側に用意されていますから、
アプリケーションは使用したいフォントを選んで指定することになります。
(このような取り扱いは、色の場合と共通点がいくつかあります。)
プログラムの中でフォントのデータを表すのが、フォント構造体 Font です。
フォントのデータはフォント名によって指定します。
これを「フォントのロード」と言います。
ウィンドウなど他のオブジェクトの生成(Create)に相当する作業です。
フォントのロードを実行する関数名は XLoadFont()です。
次に必要な操作は、GCにフォント情報を設定することです。
前に説明したようにフォントもグラフィックデータとして扱うからです。
フォントをGCに登録するには関数 XSetFont() を使います。
後はグラフィック関数 XDrawString()などを用いてウィンドウ上に表示します。
手順を簡単にまとめると、次のようになります。
Font font;
font = XLoadFont( dsp, "9x15bold" );
XSetFont( dsp, gc, font );
XDrawString( dsp, win, gc, x, y, "Quit", 4 );