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色のデータを設定するには

プライベート・カラーセルに色のデータを設定する関数は 2種類用意されています。 XStoreColor() と XStoreNamedColor()で、 その使用方は、これまで使っていた XAllocColor() と XAllocNamedColor()にそれぞれ対応します。
色のデータは XColor構造体の形で与えます。 今までとの最も重要な違いは、既にピクセル値が決まっているということです。 したがって、 XColor構造体のメンバーpixel に確保できたピクセル値のデータを 代入してから関数を呼び出さなくてはなりません。

iro.red=1000; iro.green=32000; iro.blue=64000; /* 3原色のデータ */
 iro.flags = DoRed | DoGreen | DoBlue;          /* 操作フラグの設定 */
 iro.pixel = pixel[0];                          /* ピクセル値の設定 */
 XStoreColor( dsp, cmap, &iro );

XColorのメンバー flag には、 3原色ごとに色のコントロールを行うかどうかを設定できます。 通常はすべての値を変化させられるように全てのマスクをONにするため、 DoRed | DoGreen | DoBlue を値としてセットして下さい。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月01日 (水) 00時21分18秒 JST