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第11回
少し高度なグラフィックの操作
変更可能なカラーとフォントの指定

関数 XAllocColorCells() の使用方について

この関数は引数の与え方に少しクセがあるので、使う時には注意して下さい。
まずカラーセルは1つずつではなく、 必要な個数をまとめて確保するという点を間違えないでください。 そして確保するカラーセルのピクセル値を 記憶するための配列を XColor構造体とは別に用意しておく必要があります。

unsigned  long  pixel[64];
 XAllocColorCells( dsp, cmap, True, NULL, NULL, pixel, 64 );

関数がきちんと働けば、配列 pixel に、 カラーマップ上で確保できたピクセル値がまとめて返されます。
第3引数は、カラーマップ上のピクセル値を連続して確保するかどうかの指定です。 Trueにしてピクセル値を受け取れば、 後のプログラム内での処理が楽になりますが、 色数が増えると確保できる可能性が低くなるので注意して下さい。
第4、5引数は、「プレーン」といってカラーセルを ビット操作でまとめて扱えるようにする機能を設定するものです。 不必要な時は NULL でかまいません。
最後の引数は必要とする色の数です。当然、配列pixelのサイズを指定して下さい。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月01日 (水) 00時21分18秒 JST