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vi の ab機能を活用する

vi ではよく使う単語を登録することができます。 そのための命令が ab です。 先ほど確認した .exrc のファイルの中で使われていましたね。 その使い方を以下に説明します。
まず vi を使って実際にファイルを作ってみましょう。 ファイル名は次の課題で指定するプログラムの win1.c とします。

vi  win1.c

ab機能はデータの入力中に利用しますから、いつもと同じように挿入モード に入ってください。( a か i を1回押す)
そこで次のように1行目を最初の2文字だけ入力してみてください。
#i

次のの文字(3文字目)に < を入力してください。 どうなりましたか? 登録されていた単語( #include )が出るはずです。
#i<
    ↓
#include<

登録された略号の後に ( や " などの区切りの記号またはスペースが入力されると 完全な単語が自動的に現れます。 たとえば次のような例も試してみてください。

Di_  ( Di の後にスペースを入力)
 XOD_  ( XOD の後にスペースを入力)

自分で新しい単語を登録したい場合には、先ほどのファイル .exrc に 追加してください。 ただし、あまり凝った登録をするとかえって混乱の元になるので 注意しましょう。なるべく単純なルールで覚えやすく設定するのがコツです。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月01日 (水) 00時21分18秒 JST