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Xlibで色を扱うためには、もう一つ重要な構造体 Colormap が必要です。
ちょうど絵の具や色鉛筆の箱のセットのようなものと思えばいいでしょう。
この「絵の具箱」は単独のクライアントが独り占めできる資源ではありません。
カラーマップの実体はサーバーが管理するメモリー上にあり、
クライアントはなるべく仲良く利用し合わなければなりません。
サーバーの側では現在カラーマップ上にある色に対して、
どの色が何番目というように番号を付けて管理します。
たとえば皆さんが使用しているワークステーションの場合は、
256色が使用できますから、
カラーマップの色番号は 0〜255ということになります。
Xlibではこの色番号のことを
特に「ピクセル番号」または「ピクセル値」と呼びます。
カラーマップを使用するのにも、まず構造体の宣言をしなくてはなりません。
そして、使用したいカラーマップを指定するためのマクロを使用します。
Colormap cmap;cmap = DefaultColormap( dsp, 0 );