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ルート・ウィンドウの直接の子供になるウィンドウは、
ウィンドウ・マネジャーのサービスを受けるという点に注意してください。
ウィンドウ・マネジャーは、最初に画面に現れる時にウィンドウの位置を
自動的に調整してしまいます。
したがってルートの直接の子供のウィンドウに対しては、
生成する時に位置の指定をするのはあまり意味がありません。
XMapWindow() による位置の移動も、
少しずらされたり、全く無効になることもあるので注意してください。
アプリケーションの周りの枠やタイトルバーなどの飾り(実はこれもウィンドウです)
も、ウィンドウ・マネジャーによって取り付けられます。
Xlib ではアプリケーションのタイトルを設定する関数 XStoreName() が
使えますが、
タイトルを設定できるのは、ルートの直接の子供のウィンドウに限ります。
XStoreName( dsp, win, "時計ツール" ); /* タイトルの設定 */