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ルートの直接の子供は特別

ルート・ウィンドウの直接の子供になるウィンドウは、 ウィンドウ・マネジャーのサービスを受けるという点に注意してください。 ウィンドウ・マネジャーは、最初に画面に現れる時にウィンドウの位置を 自動的に調整してしまいます。 したがってルートの直接の子供のウィンドウに対しては、 生成する時に位置の指定をするのはあまり意味がありません。 XMapWindow() による位置の移動も、 少しずらされたり、全く無効になることもあるので注意してください。
アプリケーションの周りの枠やタイトルバーなどの飾り(実はこれもウィンドウです) も、ウィンドウ・マネジャーによって取り付けられます。 Xlib ではアプリケーションのタイトルを設定する関数 XStoreName() が 使えますが、 タイトルを設定できるのは、ルートの直接の子供のウィンドウに限ります。

XStoreName( dsp, win, "時計ツール" );   /* タイトルの設定 */

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月01日 (水) 00時21分18秒 JST