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GCの生成

GC構造体は、関数XCreateGC() によって生成します。

GC  gc;

gc = XCreateGC( dsp, win, NULL, NULL );

第2引数はウィンドウ(またはピックスマップ)です。 そのため GCを生成するためには、 それ以前に最低1個のウィンドウがなくてはいけません。 生成された GCは、他のウィンドウで使用しても何の問題もありません。 生成する時に必要な値を指定することも可能ですが、 NULL, NULL の指定で標準値が自動的に設定されます。
GCは必要に応じて何個でも用意することが可能です。 たいていの場合は1個で用は足りるでしょう。 ただし、同じ色を何回も切り換えて使用する場合などは、 複数の GCを使った方が効率が上がります。 逆に GCを1個も生成しないで、 他のアプリケーションが生成した GCを借用することも可能です。 (GCはサーバーが管理しているからです。) しかし、GCのデータを書き換える場合には、 他のアプリケーションに影響を与えないように 専用の GCを生成するべきです。

maruyama@wakhok.ac.jp
1995年02月01日 (水) 00時21分18秒 JST