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2.12 ユーザ登録の流れ

 ユーザの登録に当たっては、直接 /etc/passwd /etc/shadow ファイルを編集する方法が採られてきましたが、最近では、簡単に登録するコマンドが用意されています。
 いくつかのコマンドを使いますが、まず、全体の流れを説明してから、それぞれのコマンドの使用法を示します。
 
 

 ユーザを登録するにあたっては、あらかじめ、登録する人の属性を考えておきます。

ユーザ名         user100
ユーザ番号        10000
パスワード        upas100
グループ名        school98
グループ番号       1998
ホームディレクトリ    /summer/user100
起動シェル        /bin/ksh
ピリオドファイルの元となるスケルトンのあるディレクトリ   /pub/skel
 これを用いて次の様に指定します。

まず、
 ホームディレクトリを置く上のディレクトリの作成(確認)
 スケルトンのあるディレクトリの作成、スケルトンのコピー、設定など
をおこないます。
 2回目からは、この設定はする必要はありません。
 

 普通は、ここから始めます。
 まず、グループを作ります。

groupadd -g 1998 school98

続いて、ユーザを登録します。

useradd -u 10000 -g school98 -m -k /pub/skel -d /summer/user100 -s /bin/ksh user100 

次に、パスワードを設定します。

passwd user100
New password: puser100
Re-enter new password: puser100
これで、新しいユーザの登録が完了しました。



Noriyo Kanayama