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2.17 演習

演習 2.1    次のようにして、パスワードファイルの内容を表示し、テキストと比べながら、どのようなユーザが登録されているかを確認しなさい。
 cat /etc/passwd
 cat /etc/shadow

演習 2.2    まず、サマースクール用のホームディレクトリを入れるディレクトリを作ります。
 次のようにします。
cd /
mkdir summer

演習 2.3    次に、ピリオドファイル群を入れるスケルトンのディレクトリを作り、そこに、あらかじめ、sparc01 のスケルトンファイルとして用意されているファイルをコピーします。

cd /pub
cd skel
rm .*
cp /home/net/sparc01/pub/skel/.* .

演習 2.4    次にユーザの属するグループを設定しておきます。
 ここでは、グループ番号 1998
 グループ名を school98
とします。(実際のコマンドは各自で考えてください。)

演習 2.5    次に、実際のユーザを登録してみます。
useradd -u 10001 -g school98 -m -k /pub/skel -d /summer/user1 -s /bin/ksh user1

 実際にできたかどうか、

 cd /summer/user1

として、新規登録のユーザのディレクトリに移動し、

 ls -al

として、設定ファイルがコピーされているかどうか、確認しなさい。

演習 2.6    このままでは、ユーザはログインできません。パスワードを設定します。
 cd /
 passwd user1
 New password:
 Re-enter new password:
 ここで、パスワードは、newuser1 としなさい。

演習 2.7    これで、user1 のパスワード登録は終了です。いったんログアウトし、新しく登録した user1 というユーザ名でログインしてみなさい。

ここまで、うまくいった人は、次へ進んでください。

うまくいかなかった人は、(今、ルートでなければ一旦抜けてroot2でログインしなおして、)3問前の useradd コマンドの所からもう一度、登録し直しなさい。ただし、同じ名前での再登録はできないので、今度は、user2 などとします。
 (何度やってもできないときは、先生に相談すること。)

演習 2.8  

 ルートでログインしていることを確認します。

 次のようにして、パスワードファイルの内容を表示し、今登録されたユーザが、どのように登録されているかを確認しなさい。

 cat /etc/passwd
 cat /etc/shadow

演習 2.9    次に、以下に述べる条件のユーザを登録しなさい。

ユーザ名         user100
パスワード        upas100
グループ名        school98
ホームディレクトリ    /summer/user100
起動シェル        /bin/ksh
 登録できたら、一旦ルートを抜けて、このユーザ名で入れるかどうか、確認しなさい。
 確認が終わったら、root2に戻っておくこと。

演習 2.10    次のような3人のユーザを登録しなさい。
ユーザ名         user200  user201   user202
パスワード        upas200  upas201   upas202
グループ名        newgrp02  (グループID 2002)
ホームディレクトリ    /home/semi98/user200 〜 201 202 
                   (ディレクトリ名注意!)
起動シェル        /bin/ksh

演習 2.11   telnet を用いて、user201 について、実際にログインできることを確認しなさい。
 次のようにします。
 # telnet localhost
 ....... (数行表示出る)
 Login: user201
 .......
 $ pwd     (ディレクトリを確認)
 $ ^D       (user201 終了)
 #     (ルートに戻る)

演習 2.12  

 user201 について、ユーザを登録から削除しなさい。
ホームディレクトリも、一緒に削除するものとします。

演習 2.13  

user201 について、telnet localhost を用いて、ログインできるかどうか、確認してみなさい。

演習 2.14    この問題は、現在、viエディタの使用に慣れている人を対象とします。viエディタの使い方の分からない人は、この問題は、やらないでください。
 万一間違えると、パスワードファイルを壊してしまいます。
 
vipw コマンドを用いて、パスワードファイルの末尾に、ユーザを加えなさい。
ユーザ名         user300
パスワード        upas300
グループ名        school98
ホームディレクトリ    /summer/user300
起動シェル        /bin/ksh



Noriyo Kanayama