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3.7.1 /etc/ethers

このファイルは、イーサネット・アドレスとホスト名からなり、次のような 形をしています。
8:0:20:1:b0:32	kamui   
8:0:20:8:85:ec  nosyappu
8:0:20:0:52:82  wakkanai
8:0:20:7:bb:49  rishiri
8:0:20:7:b3:12  rebun
8:0:20:7:e2:47  souya

ここでのホスト名は、エイリアスではなく、正式な名前でなければなり ません。このファイルは、RARPデーモンが、イーサネット・アドレスから、 IPアドレスを得るときに使われます。実際には、RARP が使われる事は滅多にありません。 何故ならば、通常は イーサネット・アドレスと IP は分かっているからです。 例外は、X 端末などで、これらは RARP を用いて自分の IP を取得するようになって います(これら一連の取り扱いを BOOTP と言います)。 一方、パソコンなどでは、DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)を 用いる事が多くなってきています。DHCP は BOOTP を拡張したものだとも言えますが、 直接的には RARP を使わずに、DHCP サーバが直接クライアントに対して IP アドレスや サブネットマスク、DNS の IP アドレスなどを知らせる仕組みになっています。

マシンのイーサネット・アドレスを得るためには、コマンド lx$ dmesg

を実行すれば、次のような行を含む出力が得られるはずです。

   Eternet address = 8:0:20:7:37:32



Noriyo Kanayama