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Solarisでは、ハードディスクに対応したブロックデバイスファイルとキャラクタ
デバイスファイルは異なったディレクトリに置かれています。
- /dev/dsk
- ....... ブロックデバイスのディレクトリ
- /dev/rdsk
- ....... キャラクタデバイスのディレクトリ
ハードディスクのデバイスファイルは、次のような名前をしています。
/dev/[r]dsk/cWtXdYsZ ここで、W,X,Y,Zは、一文字の数字。
例えば、/dev/dsk/c0t0d0s0 とか、/dev/rdsk/c0t3d0s5 は、正しいデバイス
ファイル名です。
ここで、
- 1.
- Wは、コントローラ・ナンバーで、システムに一つのコントローラしか
無ければ、常に0です。x86システムでIDEとSCCIの二つのインターフェースを
持っていれば、IDEが0番、SCSIが1番ということになります。
- 2.
- Xは、バス・ターゲット・ナンバーで、SCSIコントローラの場合なら、装置の
背面のスイッチで設定されるSCSI IDです。IDEインターフェースであればこれ
に相当する番号はありません。
- 3.
- Yは、ドライブ・ナンバーで、ターゲットにつけられたドライブの数で
す。SCSIではいわゆる論理ユニット番号、IDEなら0か1の値でしょう。
- 4.
- Zは、スライス・ナンバーで、0から7までの値を取ります。全ディスクを
指定するには、スライス2を指定します。
ルートファイルシステムでは、習慣的に次の様なスライスを使います。
「スライス」は、以前、「パーティション a-h」と呼んでいたものと同じです。
- 0
- / (root)
- 1
- swap
- 2
- 全ファイルシステム
- 6
- /usr
Noriyo Kanayama