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9.7.1 INNのためのユーザ、グループの設定

INNのインストールや各種プログラムの起動は大抵、ユーザ「news」、 グループ「news」で行います。 このユーザは OS によって用意されている場合もありますが、Solaris では 初期設定されていないので、ユーザをつくっておく必要があります。

ユーザ「news」は(ユーザID=66、パスワードは「*」としてアカウントをロック)、 ディレクトリ「/pub/news」、シェルは「Kシェル」とします。 また、グループ「news」は(グループID=13)としておけばよいでしょう。

#注意 今回の実習ではコマンド「su」は実行できませんので、スーパーユーザ (root)からユーザ「news」になる場合には「telnet localhost」コマンドを 実行して、ユーザ名(news)とパスワードを入力して下さい。 また「news」のユーザID は普通「6」とされることが多いのですが、 Solaris では「usenet」が「6」に登録されているので上記のように「66」で 作業を進めて行きます。ただし「news」のユーザIDはできるだけ「若い(小さい)ID」が 良いと言われています。

/etc/passwd ファイル

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news:x:66:13::/pub/news:/bin/ksh

通常 /etc/shadow ファイルは下記のようにパスワードをロックするのが普通ですが、 本講座では「*」の部分は何も書かずに保存して、後ほど「root」になってから 「passwd news」とコマンドを入力し、ユーザ「news」のパスワードを適当に つけて下さい。

/etc/shadow ファイル(通常の方法。本講座では暗号化されたパスワードが 入ります)

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news:*:6445::::::

/etc/group ファイル

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news::13:

実際に管理にする人のメール・エイリアスも設定しておきます。 また、news から news 宛(デフォルトでは usenet宛)へ エクスパイアの知らせがメールが来るのでそれもあわせて設定します。

/etc/aliases ファイル

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news: saga



Noriyo Kanayama