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10.4.1 設定ファイルを指定して立ち上げる

いま、マシンlxa1上で、ServerRootで指定されたディレクトリにいるとしましょう。 ここからみて、設定ファイルは、etc/httpd.confに、ドキュメントは、 share/htdocs/tmp.htmlにあります。httpd本体は、sbin ディレクトリにイン ストールされているので例えば次のようにパスをきってください。(defaultの場合)
# PATH=$PATH:/usr/local/apache/sbin;export PATH

この時、次のように、設定ファイルを -f オプションで指定して、httpdを 起動します。

# httpd -f [ServerRootで指定されたディレクトリの絶対パス名]/etc/httpd.conf

実は、httpd -f conf/httpd.confという形でも、ちゃんと立ち上がりますし、 設定ファイルも読んでくれます。ただ、次のような問題があります。 実際の運用では、途中で設定ファイルを変更するということが起こります。 そうした時、設定ファイルを絶対パスで指定していると、そのプロセスに、 SIGHUP シグナルを送るだけで、新しい内容の設定ファイルを読み直して、新しい設定で の動作に切り替わってくれます。設定ファイルを、相対パスで指定していると kill -HUP .... を実行しても、どのファイルを読んだらいいかわからず (先の例だと、ルートの下の/etc/httpd.conf を読みにゆこうとします)、 新しい設定に失敗します。
サーバが立ち上がったら、Netscapeから、次のようなURLで、仮のページを オープンしてみてください。
Netscapeを立ちあげる環境が出来ていない人は、付録「HTTPプロトコル」を参考にして telnet でアクセスしてみてください。

http://lxa1.summer0.wakhok.ac.jp/home.html

ページがきちんと見えれば、httpdの設定は、ひとまず成功です。



Noriyo Kanayama