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11.3 具体的な設定の手順

いままで見てきた手順を、すこし、整理してみましょう。

1.
まず、パスワード・ファイルを作ります。
パスワード・ファイルは、そのディレクトリへのアクセスを許される人の、 ユーザ名と暗号化されたパスワードから、基本的には(その他のフィールドが後ろに あってもいい)構成されます。ここでのユーザ名は、UNIX上のユーザ名に一致して いても一致していなくても構いません。両者は、全く独立です。
パスワード・ファイル自身の構造は簡単なので、自分で加工することも出来ますし、 htpasswdコマンドも利用できます。サイト上のユーザだけにアクセスを許し、UNIX上の ユーザ名をそのまま利用したいというのであれば、/etc/passwdや、solarisの /etc/shadow のようなパスワード・ファイルは、実は、そのまま、利用できます。

2.
必要があるなら、グループ・ファイルを作ります。
適当なグループを設定しておけば、長い記述をする必要は無くなりますし、 httpdのコンフィグ・ファイルを変更しなくても、グループ・ファイルの変更だけで、 アクセスのコントロールが可能になりますので、管理は楽になります。

3.
アクセス・コントロールの内容やディレクトリを決める設定を書きます。 これには、他の方法もありますが、access.confに直接 書き込みます。
この時、次のような作業が必要となります。

4.
httpdに、kill -1 をかけるか、再起動して、新しい設定を有効にします。



Noriyo Kanayama